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アメリカ絶滅危惧種動物 : アラスカラッコ

Animal

アラスカラッコはアラスカに生息しているラッコの1種です。アラスカラッコは、カリフォルニアラッコほどは減っていないと言われていますが、減少気味であることに変わりはありません。ラッコはカリフォルニアラッコ、アラスカラッコ、チシマラッコがいますが、いずれも絶滅の危機にあります。ラッコは毛皮を狙った狩猟が多く、高額で売れるため、生息数が徐々に減ってきてきてしまっています。

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生息地

アラスカラッコはアラスカに生息しているラッコです。

特徴

アラスカラッコは全長100-130cm、尾長25-37㎝、体重22-45kg。イタチ科の動物の中では最大種の動物です。主にアラスカ州コディアック島に住んでいるラッコで、アラスカ州全体で約81500頭が生息しています。柔らかい下毛が特徴で、全身では8億本もの体毛が生えています。潜水する時も綿毛の間に空気の層ができることで、寒い地域でも生きていくことができます。体色は赤褐色や濃褐色・黒と個体差があります。臼歯は扁平で幅広く、貝類や甲殻類を噛み砕くことに適しています。

生態

アラスカラッコは主に貝類、ウニ、甲殻類などを食べて生活しています。食べるものがなければ魚や鳥を食べることもあります。獲物は前肢で捕え、硬い獲物は歯や前肢を使い、中身をこじあけて食べる動物です。繁殖形態は胎生です。交尾や出産は海の上で行います。妊娠期間は6か月半から9か月で1回につき1-2頭産むことができます。生まれたばかりの子供は海上で子育てされます。子供の1割はサメに捕食されて死んでしまうことがあります。

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絶滅危惧種

アラスカラッコはカリフォルニアラッコに比べれば危険な状況にはありませんが、絶滅危惧種であることに変わりはありません。ラッコは高品質な毛皮の取引を目的とした狩猟によって、その個体数を減らしていきました。20世紀初頭にはアラスカラッコはシャチに狙われるようになり激減しました。アラスカ州政府は 1960 年代に 413 頭のラッコをアラスカ南東部に再導入。1972 年に海洋哺乳類保護法が成立したことにより好転しました。現在ではラッコの生息数は回復してきています。

飼育

アラスカラッコは絶滅危惧種であることから、ラッコに対する保護の動きが強まっており、一般人が飼育することはかなり難しいです。動物園や水族館で鑑賞するか、アラスカまで行ってみてください。

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