中米動物 : ベニイロフラミンゴ

ベニイロフラミンゴはアメリカ大陸を代表する動物であり、別名はアメリカンフラミンゴ、またはカリビアンフラミンゴと呼ばれています。ベニイロフラミンゴはアメリカのフロリダなどでも見るとこができるため、生息範囲がとても広いです。西インド諸島などにも生息していることから、カリブ海でも多数のフラミンゴを見ることができます。

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生息地

ベニイロフラミンゴはアメリカの南部、中米、さらにはカリブ海に生息しています。

特徴

ベニイロフラミンゴは全長120-140cmで体重は2～3kg。羽毛はほとんど桃紅色になっていることが大きな特徴です。羽毛が赤いのはエサの藻類に多く含まれるカロチンなどの色素を体内に取り込むためです。カロチンが不足すると羽の色が少しずつ薄くなってしまいます。ベニイロフラミンゴは北米の南部や中米、さらには南米の一部でも見ることができ、コロンビアやベネズエラでも生息が確認されています。ベニイロフラミンゴは鳥綱フラミンゴ目フラミンゴ科に分類されており、沿岸もしくは内陸の湖で、群れを形成していることが多いです。

生態

ベニイロフラミンゴはプランクトンや小さな甲殻類などを嘴で刺して食べます。動物園では飼料をあたえています。繁殖期になると泥を盛りかためて巣をつくります。このフラミンゴはすべてのフラミンゴと同様、5-8月に、泥の堤に灰白色の卵を1つ産みます。抱卵期間は３０日前後あり、子供は５年程度は親とともに生活をします。平均寿命は40年で、かなり長生きできる鳥類の一つと言われています。

絶滅危惧種？

ベニイロフラミンゴは現在のところ絶滅危惧種ではなく、低懸念に分類されており生息数が安定しています。フラミンゴの中には絶滅危惧種に指定されている者がいますが、ベニイロフラミンゴの場合は、生息地がとても広いため、絶滅の恐れがありません。ベニイロフラミンゴはアメリカのフロリダあたりから、南はベネズエラ、コロンビアあたりまで生息が確認されています。

飼育

フラミンゴは飼育することが可能です。ただしフラミンゴ専用のフード一般的に売られていますので、それを食べモノとして与える必要があります。飼育環境ですが、できれば水場がある環境で飼育することがよいです。フラミンゴは普段水のある場所で生活をしていることが多いからです。　また狭いケージで飼育する事はやめましょう。ベニイロフラミンゴはフラミンゴの中でもかなり体が大きいです。狭いスペースで飼育をすると、かなりのストレスを与えることになります。