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アジア絶滅危惧種動物 : アラビアオリックス

Animal

アラビアオリックスは、アラビア半島の砂漠地帯や草原に生息するウシ科の動物です。ユニコーンのモデルとなったとも言われるこの長くてまっすぐな角がありとても特徴的な動物。砂漠地帯に群を作って生息しています。19世紀に激減し、アラビア半島を除いて絶滅してしまいました。現在絶滅危惧種に指定されています。絶滅の危機にあったため政界で飼育化され、現在繁殖が行われており、個体数が回復しはじめているところです。

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生息地

イエメン、イラク、エジプトなど中東から北アフリカにかけて生息していました。

特徴

アラビアオリックスはユニコーンのモデルとなった動物で長い角が特徴です。ウシ科オリックス属に分類される偶蹄類の動物です。体長は160~180cm、体重は65~90kg。成獣は全身が白色や灰色を帯びた白色で、幼獣は全身が黄褐色の体毛です。長い角はオスもメスも持っています。10頭程度の群れをつくり生活しています。日中に活動し、夜は休んでいます。白い体は太陽の熱を吸収しないため、灼熱の砂漠でも生きていけるといわれています。

生態

食べ物は主に草類や木の芽、地下茎や根、果実。アラビアオリックスは植物を求めて移動を繰り返す動物です。常に新鮮な植物を探しており、雨の降った後の場所を探し回ります。繁殖様式は胎生で春から夏にかけて1頭産むことができます。妊娠期間は4か月程度で授乳期間は4か月程度。生後2年程度で性成熟します。

絶滅危惧種

アラビアオリックスはかつて中東から北アフリカにかけ広く生息していました。しかし、角や毛皮、さらには人間の食用肉としての需要が高かったため、乱獲されてしまい、生存数は激減してしまいました。野生のオリックスはほぼ絶滅したといわれています。そのため、飼育下で生きていたアラビアオリックスを繁殖させています。現在の生息数は推定で1000頭程度と言われており、絶滅の危機にあります。オマーンにはアラビアオリックスの保護区があります。

世界遺産

アラビアオリックスの保護区は、1994年にオマーンの世界遺産(自然遺産)として登録されました。

飼育

アラビアオリックスは現在生存数が極端に少ないため、一般人が飼育するのはかなり難しいです。そのため、動物園で鑑賞するか、オマーンにある保護区域を訪れてください。

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