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アジア絶滅危惧種動物 : アジアゾウ

Animal

アジアゾウは南アジアを中心に生息する絶滅危惧種です。人は古くから野生のゾウを飼いならして、荷物の運搬や祭礼の行事などに使ってきました。名前の通り、アジアで生息しているのですが、近年生息数がどんどん減ってしまっています。大きな体を維持するため、大量のエサを必要しています。

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生息地

インドを中心に、インドネシア、カンボジア、スリランカ、タイ、マレーシア、ベトナムなど南アジアや東南アジアに生息しています。

特徴

頭胴長:5.5-6.4m,体高:2.5-3m,体重:3-5t。アジアゾウは森林に群れでくらしています。鼻の先端には、突起が上部に1つだけあり、前肢の蹄は5本、後肢の蹄は4本あります。アジアゾウは比較的暑さに強いですが寒さにはとても弱いです。しかし、高気温で直射日光条件下で長時間生活するのは難しいとされています。多くのゾウは音や振動の刺激に対する適応能力があり、あまり騒音にストレスは感じません。

生態

牙は2才で生え始め、一生伸び続ける。食べ物は1日18時間くらい食べています。草、樹木、竹、果実などを口にしています。メスは家族単位で群れをオスは大半のときを一頭で過ごします。寿命は野生で60年程度、飼育すると80年生きます。繁殖様式は胎生。オスは生後14-15年で、性成熟し、メスは1回に1頭の幼獣を産みます。生後17-18年で初産を迎える個体が多いです。

絶滅危惧種

近年では生息地の破壊により生息数が減ってしまっています。アジアで5万頭弱です。多くの個体群が深刻な絶滅の危機にさらされています。 IUCN(国際自然保護連合)の「レッドリスト」では、アジアゾウを「EN(絶滅危惧種)」として、絶滅の危機が非常に高い状況にあると評価しました。

飼育

個体数が減っており、動物園でのみ飼育されています。繁殖成功率も低いことが明らかにされており現在動物園では飼育環境の改善を図っております。ゾウは社会性のある動物で群れ飼育が必要なのですが、動物園ではあまりできていないようです。

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