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日本絶滅危惧種動物 : アジアラッコ

Animal

アジアラッコは日本の千島列島から、カムチャッカ半島に生息しているラッコの1種です。別名はチシマラッコで、千島列島からちなんで名前が付けられています。ラッコは3つの亜種から構成されていますが、すべてのラッコが絶滅危惧種に指定されています。ラッコは毛皮が高く売れることから、乱獲がずっと続いており、生息数を徐々に減らしています。ラッコは日本からロシア、アラスカを通ってバハ・カリフォルニアまで広く分布していました。

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生息地

アジアラッコは日本に住んでいます。

特徴

アジアラッコは他のラッコと同様、体長は100-130cm、体重20-40kgです。イタチ科の中では最大種の動物になります。尾は短く扁平で柔らかい下毛が密生しており、狩猟されることも多い動物です。潜水する時も綿毛の間に空気の層ができるため、ラッコは寒い地域でも過ごすことができます。ラッコはアラスカラッコ、チシマラッコ、カリフォルニアラッコの3種から構成されます。アジアラッコはこの中でももっとも大型のラッコで、頭骨が幅広く吻が短いのが特徴です。

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生態

アジアラッコは他のラッコ同様海で住んでいます。陸上に上がることは稀で、天候が荒れた日には陸で過ごすことがあります。食べ物は貝類、甲殻類、魚類です。貝類やウニ類は胸部や腹部の上に石を乗せ、それに叩きつけて、こじ開けて食べます。繫殖形態は胎生です。交尾や出産は海上で行い、妊娠期間は6か月半から9か月あります。アジアラッコは1回につき1-2頭産むことができます。

絶滅危惧種

アジアラッコは美しい毛並みを狙った狩猟が最大の脅威になります。かつて日本では20世紀に一度このラッコは絶滅しました。しかし北海道付近で、1980年代ごろからまた生息が確認されるようになりました。ラッコは1975年のワシントン条約発効時からワシントン条約附属書Iに掲載されている動物です。また、ラッコは漁業者からすると、ウニなどを捕食することから害獣として見なされることがあり、たびたび排除されています。このような背景があり、ラッコはすべての種類が絶滅危惧種に指定されています。

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飼育

アジアラッコは生息数が減少気味です。そのことから一般人が飼育することはかなり難しいです。動物園や水族館で鑑賞するか、日本まで行ってみてください。

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