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日本絶滅危惧種動物:クロツラヘラサギ

Animal

クロツラヘラサギは鳥綱ペリカン目トキ科ヘラサギ属に分類される鳥です。この鳥は主にアジア圏でしか見ることができません。全世界に約1600羽しかいないかなり稀有な鳥であり、同時に絶滅危惧種にもなってしまっています。この鳥は特に近年に生息数が減っているため、早急な保護を要する鳥と言われています。

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生息地

クロツラヘラサギは日本、台湾、中国、朝鮮半島、さらにはタイやカンボジア、ベトナムでも見ることができます。

特徴

クロツラヘラサギは全長70-80cm、体重1500-2200gです。翼長36cmで、全身が真っ白なのが特徴です。しかしそれ以上に目立つものがあり、それはヘラのような真っ黒な嘴です。この嘴はまるでシャベルのような形をしてますが、別に嘴で掘るわけでもありません。クロツラヘラサギはオスでもメスでも体色は全く同じです。大人と子供で、嘴の色が違います。そのため、大人と子供の違いは見分けがつきます。生息地は主に池や水路、河口などです。満潮時になると、堤防や林などで生息していることがあります。

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生態

クロツラヘラサギは主に魚類や甲殻類を食べて生息しています。このときに嘴を活かします。嘴を浅瀬などに刺して、細かくふるわせることで獲物を捕らえることができるのです。この習性があるからなのか、嘴が進化していき、長い動物になったと言われています。繁殖形態は卵生です。5月下旬から6月にかけて卵を産み、抱卵期間が30日前後あります。ヒナは孵化してから10日前後で独立し、3年で性成熟していきます。

絶滅危惧種

クロツラヘラサギは2010年代以降はやや生息数が増加気味ではありますが、全世界でもたった1600羽しかいません。クロツラヘラサギが減っている最大の原因は人間による環境破壊です。人間による工業地帯の開発、農薬による中毒死、さらには人間による卵の採取などによって生息数が徐々に減っているのです。2017年の時点では、沖縄県レッドリストでは絶滅危惧IB類と判定されています。このような背景もあり日本では2020年にクロツラヘラサギが国内希少野生動植物種に指定されています。これにより、卵も含め捕獲・譲渡などが原則禁止になりました。

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飼育

クロツラヘラサギは生息数が少ないうえに、日本では法律によって飼育が禁止されました。他の国ではクロツラヘラサギの生息数がとても少ないため、飼育することはまず不可能でしょう。動物園で鑑賞するか、東アジアまで行ってみてください。

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