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東南アジア絶滅危惧種動物 : ボウシテナガサル

Animal

ボウシテナガサルは東南アジアに生息しているテナガザルのなかま。このサルはタイ、ラオス、カンボジアの国境が接するボローヴェン高原からダンレック山脈、カーダマム山脈の熱帯林に生息し、長い腕をもってます。ボウシテナガサルは近年東南アジアで起こっている急速な経済発展に伴う、森林伐採や土地開発が原因で、生息地を失い、絶滅の可能性があります。

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生息地

ボウシテナガサルは東南アジアに生息しています。

特徴

ボウシテナガサルは体長40-65cm、体重4-8kg。生息地はタイ、ラオス、カンボジアなど東南アジアです。毛色には性差があり、ボウシテナガザルの幼獣の体毛は白、オスは成長するにつれて手足の先と顔の周り以外は黒っぽくなります。メスは腹部と頭部のみが黒っぽい他は全体に白色や灰白色です。ボウシテナガサルは常緑樹からなる森林地帯や熱帯落葉モンスーン林などに生息していて、群れを形成しています。このサルは主に昼間に活動し、夜は樹上で寝ています。しかし続けて同じ木で休むことはなく、毎晩違った木で寝ています。他のテナガザルと同様、長い腕を利用して、枝から枝へ素早く移動ができます。

生態

ボウシテナガサルは果実や木の葉のほか、昆虫や小鳥を食べて生活しています。繫殖形態は胎生。決まった繁殖期はなく、メスは1か月間隔で発情します。妊娠期間が半年あり、1回につき1頭産むことができます。授乳期間は1年あり、その後は独立し、性成熟は5-7年ほどです。寿命は30年以上です。

絶滅危惧種

ボウシテナガサルは東南アジアで活動しています。しかし現在の東南アジアは世界で最も土地開発が盛んな地域で、森林伐採が進んでいます。森林地帯で生息しているテナガザルにとってこれは致命的で、生息地域がなくなっています。ボウシテナガザルは国際自然保護連合によって絶滅危惧種に指定されています。

飼育

ボウシテナガサルは絶滅危惧種に指定されており、生息数が減っています。そのことから一般人が飼育することは難しいでしょう。動物園で鑑賞するか、東南アジアへ行ってみてください。

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