スポンサーリンク

南米の人気動物 カピバラ : みんなが知らない能力と習性

Pet

カピバラは南米に生息する人気動物の1種。人気のカピバラは、動物園でも癒し系の動物として人気があります。しかし彼らは実はジャングルで生活しており、過酷な動物社会の中で生きてきた動物でもあります。生息地であるブラジルやアルゼンチンでは、肉食動物がたくさんいるなかでどうやって彼らは生きてこれたのでしょうか。

スポンサーリンク

カピバラの能力と習性

カピバラはネズミの仲間で、現在地球上に生息している最大のネズミです。ゆったりと動くことから癒し系と思われているカピバラですが、実はあまり人間にも知られていない驚異的な能力や意外な特徴を持っています。

温泉好き

カピバラはブラジルのアマゾン川流域に住んでいることから、暖かい気候を好みます。つまり暑い環境はとても好きですが、その一方で、寒い環境はとても苦手にしています。世界ではカピバラ温泉という名の観光スポットが多数あります。カピバラが好むお湯の温度は42〜43℃で、人間とあまり変わりません。そのことから温泉がカピバラには合っているとも言われています。

人間の居住区を乗っ取る

カピバラは非常に気が強い動物でもあります。アルゼンチンでは、ブエノスアイレスの北に位置する地域ゲーテッドコミュニティのノルデルタ地区の住民とカピバラとの間にトラブルが起こりました。2021年数週間にわたり野生のカピバラが群れで出没して、住宅街に住み着いたのです。カピバラはゴミ箱を荒らしたり、排泄物をまき散らしたりしていました。ノルデルタ地区は元々カピバラを含む様々な種の野生生物の生息地だったのですが、人間が開発したために住宅街になりました。

時速50kmの俊足

カピバラはのんびり過ごしている姿が印象的ですが、実は時速50km出せる俊足の動物です。実はカピバラは南米の獰猛な肉食動物達が住んでいるアマゾン川地域に生息しています。これはすなわちアナコンダ、ワニ、ジャガーといった天敵がいるため、カピバラは俊足で逃げなければなりません。野生のカピバラは脂肪が少なく、筋肉が張ったアスリートのような体をしています。お尻周りの筋肉は特に発達していて、自分の体長よりも長くジャンプするように走れるのです。

歯は伸び続ける

カピバラの特徴の1つに大きな歯があります。カピバラはげっ歯類と言われる動物ですが、げっ歯類は一生前歯が伸び続ける動物です。歯が伸びすぎると餌が食べづらくなるため、カピバラを含めたげっ歯類は、石や木の枝をかじって歯を削ります。歯が伸びすぎてしまった場合治療として歯を切ったり、削ったりすることもあります。

水泳が得意

カピバラの特徴の1つに水泳があります。水泳ができる理由は天敵から逃げるためです。カピバラの指の間には水かきがついており、泳ぐことが得意な動物です。カピバラは息つぎをしなくても水中に5分くらい潜っていられます。カピバラは目・鼻・耳が一直線上にあるので、水中でも周りを観察できるのです。

仲間意識がとても強い

カピバラはとても家族思いの動物です。カピバラは群れで生活していて、メスは自分の子供ではなくとも授乳し共同で保育します。また、母親は常に子供を見張っており、危険が迫ると子供をガードします。攻撃されるようなことがあれば子どもを隠すように大人のカピバラが前に出てきて威嚇の声をあげるのです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました