猫というと、どちらかというとインドアな生き物に見えます。家の中をテリトリーとして、縄張り意識が強いため、外の世界を嫌うようなイメージが強いです。しかし実際のところ、猫をキャンプに連れて行ける可能性は十分あります。重要なポイントは性格面です。内向的な性格で難しいですが、その逆であれば連れて行ける可能性があります。
猫はキャンプへ連れて行けるのか?
猫は元々、家に居つく生き物です。そのため、犬のようにどんな種別でもキャンプへ連れて行けるわけではありません。そのため性格や特徴などが大きく左右します。以下のような特徴を持っている猫は旅行やキャンプへ連れて行ける可能性があります。

車や自転車に乗れる猫
外に出るのを嫌がる猫は自転車、バス、車などに乗せると高い確率で鳴き始めます。鳴き始めるということはあまり気持ちの良いものではないということを意味します。実際にキャンプへ行く前に試しに30分ほど乗せて走ってみましょう。難しければ、その猫は旅行には向いていません。
病気持ちの猫
持病を持っている猫などは一般的に連れていくことは難しいと考えてください。これらの猫はいつ発症するかがわからないため、長時間移動などはとても危険です。重症になってしまった場合はキャンプどころではなくなります。
家から出たことのない猫
家から出たことが一切ない猫もあまりキャンプや旅行には向いていません。これらの猫は子供の頃から家の中でずっと生活しているため、外の世界が異空間に見えてしまいます。子猫のころから外へ出す習慣があれば別ですが、ずっと閉じこもり生活をしていた場合は順応できない可能性が高いです。
持ち物
持ち物は宿泊日数によって変わってきます。短期滞在の場合は以下のものがあればOKですが、長期滞在になる場合は、これにプラスして爪切り、ブラシ、救急用具、さらにはタオルなども必要でしょう。
キャリーバッグ
キャリーバッグはできるだけ大きなものにしてください。移動時間が長くなるため、狭い空間だと精神的なストレスがとても大きなものになってしまいます。トイレがすっぽり入るものを用意しておくと便利です。猫は移動中でもトイレが必須だからです。
トイレ
トイレは持ち運びがしやすいものを新たに購入してください。家に置いてあるものは恐らく移動式のトイレではないでしょう。旅行前に何回か猫に使わせてみて、馴染むかどうかを試してみてください。
えさ
ごはんやおやつも普段から食べ慣れているものを与えたほうが良いです。旅行だからと言って特殊なものを与えようとすると怒って食べないこともあります。
ハーネス・リード
恐らく猫のほとんどはそもそも旅行に慣れていません。脱走や大暴れすることもありますので、リードを持っていくといいでしょう。体型にフィットするものを優先的に買ってあげてください。
注意点
猫と実際にキャンプへ行く場合は以下のような注意点があるため、気を付けてください。

長時間移動は避ける
猫はそもそも、長時間移動に向いている動物ではありません。あまりにも移動時間が長いと、怒って鳴き始めたりします。できるだけ近場のキャンプに行くようにしてください。当たり前ですが、日をまたぐ場合は宿泊施設もちゃんと予約しましょう。
キャンプ場の確認
キャンプ場が猫と一緒に行っても問題のないところかどうか、確認しましょう。犬はOKでも猫はNG、ということも結構多いです。キャンプ場の中にはそもそも、記載がない場合も多いです。その場合はメールや電話などで問い合わせをしてみてください。
迷子対策
猫は自由で気ままな生き物です。飼い主の知らないうちに離れてしまい、どこかへ行ってしまう可能性があるため、GPSを装着しておくことをお勧めします。どこまで離れたとしてもGPSがあれば、追跡が可能になります。
慣れの練習
移動手段が車、自転車、バスどれだとしても事前に慣れさせるようにしましょう。何もしてないのに当日いきなり、車に乗せると猫が拒否して暴れてくる可能性も否定できません。事前準備として練習しておく必要があります。
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