飼い主も人間ですから、時には旅行へ行ったり、転勤したり、出張することもあるでしょう。そんなときにどうやって猫を飼育すればいいのでしょうか？短期間であれば、なんとでもなりそうですが、長期間の場合は自分の手で何とかできるレベルではなくなります。その時なペットシッターなどに頼んでいくしかないです。
猫は何日留守番が可能か？
猫は単独で生活する動物なので、犬よりは留守番が得意と言えるかもしれません。猫はしっかりエサが食べられる、いつでも水が飲める、トイレが清潔に保たれているなどの条件がそろっていれば、1～2日くらいの留守番は問題なく行えると言われています。ただし、これは性格的な問題も大きくかかわってきます。以下のような条件が当てはまると、留守番は厳しくなってきます。旅行へ行く場合は、猫のコンディション、猫の性格を加味した上で計画を立ててください。
子猫
子猫の場合は人間と同様で、いろいろ手がかかります。また、精神的にも不安定な年齢ですので、単独生活をさせるにはかなり不安が残ります。特に子猫の場合は、大人以上になにをしでかすかわかりません。
老描
年を取り過ぎた猫の場合は子猫とは別のパターンで手がかかります。疾患率が高い状態にあるため、いつ病気になるかがわからない状態です。突然状態が悪くなることもあるため、あまり留守番に向いているとは言えないです。
寂しがり
猫によっては常に飼い主にかまってもらわないと、寂しがるタイプもいます。これは人間でも同様のタイプがいるように猫も同じタイプがいます。病気にかかるわけではないのですが、精神的なストレスをためることになってしまいます。
留守番に必要なもの
エサ
餌はできるだけ大量に食べれる状態にしておいた方がいいです。自動給餌機が最もお勧めです。時間になると自動で餌を出してくれるというもので、電力さえあれば、餌を常に出し続けることが可能です。
水
猫に限らず、命あるものにとって水は生きていく上で必要不可欠なものです。猫にお留守番させるときには、水を切らさないよう工夫しましょう。水の場合も自動給水機というものがあります。電力さえあれば、水を常に出し続けることが可能です。
トイレ
トイレは出かける直前に掃除しておきます。猫砂はしっかり量を入れてあげます。清潔感を保てるシステムトイレなどもおすすめです。
温度調節
夏であればエアコン、冬であれば暖房が必要です。猫は温度調節ができる恒温動物ですが、極端な気温変化が起こると死に至ります。そのため温度管理できる機器は必須です。
ペットカメラ
ペットカメラもあった方が良いです。ペットカメラがあると、留守番中に猫がどうしているのかをリアルタイムで確認することができます。
長期間留守番の場合
問題なのは長期間不在するときです。出張や、旅行などになると1日や2日では帰ってこれないでしょう。1か月とか、3か月となってくると自力でどうにかなるレベルではありません。つまり他力に頼るしかなくなるのです。その場合は以下のような手段が考えられます。
友人に世話を頼む
友人に世話を頼むことの大きなメリットは料金が発生しないことです。しかし問題になるのは友人などで猫があまり好きではない可能性があります。その場合は頼むこと自体が難しくなってしまいます。デメリットは近隣にそのような知人がいない場合や、知人のスケジュールによっては頼めないことです。
ペットシッター
現実的なのはペットシッターに頼むということです。自宅に招くことから、猫は普段と同じ環境にいることができます。またペットシッターのよい所は比較的安価な価格で引き受けてくれることが多いということです。
猫は飼い主のことを忘れる？
猫は飼い主のことはどれくらいの期間覚えているのでしょうか。一般的には2年程度は記憶していると考えられています。3年以上経過すると飼い主のことを忘れることもあるようです。しかしこれは猫の性格によって左右されます。3日間飼い主と会わなかっただけで、よそよそしくなってしまう猫もいます。そのため猫がどれくらい飼い主に対して関心があるかが重要です。ただの餌をくれるだけの人であれば、3日会わないだけで忘れてしまうかもしれません。
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