アルメニア絶滅危惧種動物 : コーカジアンヤマネコ

コーカジアンヤマネコはあまり知られていない野生の猫の一種です。この猫は北オセチア、カバルダ・バルカリア、およびコーカサス地域に生息している希少な猫で、この猫達は他の猫と同じように高いところを好んでい生息しています。コーカジアンヤマネコはヨーロッパヤマネコの亜種です。この猫は絶滅の可能性があります。

ペット用品なら【アイリスプラザ】

サーチプラスforペット

生息地

コーカジアンヤマネコはコーカサス地域やアナトリア地域に生息しています。

特徴

コーカジアンヤマネコはイエネコよりも少しだけ体格が大きくずんぐりしています。全長が70〜75cmで体重は4-6kgあります。大人の猫になると体重が8kgになるものもいます。コーカジアンヤマネコはヨーロッパヤマネコの亜種に当たり、ジョージアとトルコ付近に生息している野生の猫です。この猫は他の猫と同じように高い所を好んで住みますが、この猫だけは標高3000mくらいの高い地域も好んで生息しています。野良猫とはいえ、習性はイエネコとそれほど変わりません。気まぐれでわがまま、単独行動を好むところは同じです。

生態

コーカジアンヤマネコはイエネコと同様、肉食の動物です。ネズミや鳥だけでなく、必要に応じて小さなノウサギや魚も狩っています。コーカジアンヤマネコは待ち伏せをして、狩りをしています。繁殖形態は胎生ですが、繁殖時期などはあまりわかっていません。交尾の時期になるとメスを巡って、オス同士が喧嘩を始める姿が良く目撃されています。

絶滅危惧種

コーカジアンヤマネコはアルメニアやロシアなどで絶滅危惧種に指定されています。コーカジアンヤマネコは巣穴などに生活をしていることが多いですが、オオカミなどの襲われることがあり、決して食物連鎖の頂点にいるわけではありません。この猫はかつてトルコにも生息していましたが、恐らくアナトリアの東部では絶滅したと言われています。猫の正確な数は誰にもわかりませんが、約3000 から40000程度と推測されています。アルメニア全体で大きな問題になっているのは違法な森林伐採で、コーカジアンヤマネコだけでなく、この地域の野生動物達は住み家を失っています。

飼育

コーカジアンヤマネコは絶滅危惧種に指定されています。そのため一般人が飼育するのはかなり難しいです。動物園で鑑賞するか、コーカサス地方へ行ってみてください。