クサガメは中国や日本、台湾に生息しているカメの仲間。クサガメは爬虫綱カメ目イシガメ科イシガメ属に分類されるカメで東アジアではとても有名です。クサガメは甲羅長が30㎝程度しかないため、人間でも飼育がしやすいと言われているカメですが、実は絶滅危惧種であることを知らない人は多いです。このカメは人間によって、絶滅の危機にあります。保護活動が必要とされているカメなのです。
生息地
クサガメは東アジア地域に生息しています。
特徴
クサガメは最大甲羅長30㎝で体重は最大で1kg。オスよりもメスの方が大型になり、背甲の色彩は主に褐色、灰褐色、暗褐色、黒です。頭部はやや大型。吻端はやや突出し、頭部の色彩は暗褐色や濃灰褐色、褐色、黒です。クサガメは水棲のカメで川辺や湖沼などに生息しています。変温動物で昼は日光浴をして、体を温めて餌などをさがしています。クサガメの大きな特徴として匂いがあります。クサガメは身の危険を感じて威嚇をする時にとても臭い匂いを発します。そのため、クサガメが住んでいる場所では臭い匂いが漂っていることもあります。
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生態
クサガメは主に水中で食べ物を探しており雑食の動物です。繁殖形態は卵生。オスは水中でメスに求愛し交尾します。クサガメは夏の時期に繁殖することが多いです。1回につき1-10個前後の卵を産みます。卵は2か月で孵化。子供はしばらく親とともに生活します。寿命は20~30年ほどです。
絶滅危惧種
クサガメの最大の脅威は人間です。人間はクサガメを食用として乱獲します。さらにクサガメは薬用にも効くと言われており、これを目的とした乱獲も問題になっています。近年はペットとしてもクサガメ人気が起こっており、東アジアで需要があることから生息数は激減しています。これを重く見た大韓民国、中華人民共和国、台湾では保護の対象とされています。クサガメは現在絶滅危惧種に指定されています。そしてさらにワシントン条約附属書IIIにも掲載されました。国際取引において制限があります。
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飼育
クサガメは一部地域で保護動物になっているため、入手することは容易ではありませんが、飼育自体は可能です。通常は屋内で飼育する動物ですが、野外で飼育することも可能です。野外で飼育する場合はカラスや猫などの外敵から守ってあげてください。飼育をする場合は最低でも下記の道具を揃えてください。
水槽・ゲージ
水槽の大きさは甲羅の長さの3倍がベストとされています。クサガメは水槽で飼われることが多いです。
陸地
クサガメは水棲のカメですが陸上に上がってくることもあるため、その環境も必要になります。
紫外線ライト
屋内で飼育する場合はバスキングライトと紫外線ライトが必要になります。これは日光浴をするからです。
餌
栄養バランスが整っている人工餌をあたることがおすすめです。
シェルター
屋外で飼う場合はシェルターなど、日陰になる部分が必要です。
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