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【世界の動物 : 北米】アライグマ 生態と特徴 絶滅危惧種?

Animal

アライグマは哺乳綱食肉目アライグマ科アライグマ属に分類される哺乳類です。この動物はアメリカを筆頭に、カナダやメキシコに生息しています。見かけはとてもかわいらしいのですが、実際の野生のアライグマは可愛らしいイメージとかけ離れています。とても獰猛で、農作物を食い荒らすことから害獣としても知られています。

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生息地

アライグマはアメリカ、カナダ、メキシコなどの北米地域に生息しています。

特徴

アライグマは体長40-60cm、体重2-20kgです。飼育下におけるアライグマの中には20kgを超えている者も多数います。アライグマはオスはメスよりやや大型で毛色は灰色から明るい茶褐色で尾に黒い輪があり目を覆うように黒い帯があります。アライグマは警戒心があまりなく、人間の住む家のすぐ近くまで平気でやって来ます。このこともあり、農作物を荒らす害獣としても有名です。人間が住んでいる家屋の屋根裏に住み着くこともあり、駆除されることもあります。アライグマは湿地・農耕地、都市部などの、幅広い環境に生息しています。自分で巣を掘ることはなく、他の動物が地中に掘った巣穴、木の洞、時には農家の納屋や物置を利用して生活をします。アライグマの運動能力はかなり高いです。垂直方向のジャンプ力は100㎝を超えます。さらに泳ぐこともできますので、かなり優秀な動物と言えるでしょう。アライグマは夜行性ですが、昼間に活動することもまれにあります。

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生態

アライグマの食性は雑食性です。食べられるものはとても多く、小型のほ乳類、野鳥とその卵、魚類、両生類などのほかに、果実、野菜、穀類などを食べます。アライグマの繁殖は年1回あり、繁殖力が極めて高いと言われています。毎年1〜2月あたりに交尾し、63日間の妊娠期間があります。メスは1回につき1-7頭産むことができます。生後、1年から2年ほどで性成熟するようになります。寿命は最も長いもので野生下では13-16年、飼育下では20年を超えることもあります。

絶滅危惧種?

アライグマは生息数がとても安定しており低懸念に分類されています。アライグマは絶滅の恐れは一切ありませんが、害獣として農作物を荒らしたり住宅を荒らすことで人間を困らせています。農業従事者にとってはアライグマは困った動物で、駆除することも多いです。アライグマは家屋に浸入して生活することもあります。天井板が破損したり、腐食したりするため、修繕費もかかります。そしてそれ以外でも、ペットや家畜を襲うこともあります。狩猟犬を逆に噛み殺したり、ペットの犬を襲ったりするため、被害がかなり大きく出ます。駆除しようとした人間に対して噛み付くこともあります。

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飼育

アライグマは飼育することは可能なのですが、獰猛な生き物でもあるため、初心者にはあまり向いていません。さらには農作物を荒らしたり、近所のペットを襲うこともありますので、集合住宅や都市部には一切向いていません。そのため、飼育できる人は田舎生活をしている人に限定されるでしょう。そしてそれも、ある程度管理ができる人に限定されます。また、アライグマから感染症になる人も多数出ています。疫病対策もしなければなりません。野生のアライグマを見る場合は北米まで行ってみましょう。

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