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日本絶滅危惧種動物 : エチゴモグラ

Animal

日本にはとてもレアなモグラがいることを知っていますか?エチゴモグラとはその名の通り、エチゴに分布しているとても希少なモグラです。彼らは比較的涼しい地域に生息しており、生息数自体もとても少ないとされるため、絶滅危惧種にも指定されているモグラたちです。

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生息地

エチゴモグラは加茂市・五泉市・三条市・新発田市・新潟市でのみ見つけることができます。

特徴

エチゴモグラは日本の中でも新潟でしか見ることのできない希少種モグラです。エチゴモグラは哺乳綱真無盲腸目モグラ科ニホンモグラ属に分類される哺乳類になります。エチゴモグラはアズマモグラの分布域とは重ならないように、隔離分布していることがわかっています。体長は16~18㎝、体重は110~160gとなっており日本のモグラの中では最大種です。ちなみに日本のモグラは8種いますがその中でも新潟はとても住みやすい地域と言われています。エチゴモグラとアズマモグラは新潟県でしか見ることができません。なぜエチゴモグラが新潟に住み着くかと言うと、新潟は柔らかい土であることと、湿地であることから餌がたくさんあるのです。

生態

エチゴモグラは基本的にミミズや小さな虫を食べて生活しています。エチゴモグラの繁殖は年1回です。繁殖様式は胎生で春頃にメスは1度に2-6頭産むことができます。

絶滅危惧種

エチゴモグラは日本固有種であり、生息数が激減しています。この理由は2つあります。1つは人間による土地開発です。エチゴモグラは湿地帯が好きですが、アスファルトの道路ばかりになると住みにくくなり、餌の確保が難しくなります。生息地の減少に伴い、住宅地で排除されてしまうモグラもいます。そして近年はアズマモグラがこの地域へ進出してきました。アズマモグラは繁殖力も強く、エチゴモグラと餌の取り合いににあることもあり、お互いのテリトリーは重ならないように分布するようになりました。そのこともあって、お互い活動できる地域も縮小傾向。エチゴモグラは絶滅危惧種に指定されました。

飼育

エチゴモグラは絶滅危惧種に指定されていることからもわかる通り、早急に保護活動を必要としている動物です。そのため、一般人が飼育するのは難しいでしょう。

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