エミューはオーストラリアだけに生息している飛べない鳥です。羽を持っているのですが、飛行能力は持っていません。この鳥は普段は二足歩行を行っており、オーストラリアの非公式な国鳥でもあります。エミューはダチョウとよく間違えられてしまうのですが、違う生き物です。どのような違いがあるのでしょうか。
生息地
エミューはオーストラリアの本土全域で見ることができます。
特徴
エミューは鳥綱ヒクイドリ目ヒクイドリ科エミュー属に分類される鳥類。全長は160-200cm、体重は40-60kgあり、鳥類の中では大型で、ダチョウの次に高い動物です。エミューはオーストラリア全域の草原や砂地などの拓けた土地を好んで生息しています。趾は3本あり、かなりしっかりした爪があります。体色は灰褐色で色が剥げたり濃くなったりしている箇所があります。性格はとても温厚で、人に寄って来ることもあります。しかし肉食動物に対してはかなり警戒心が強く、近寄るだけで逃げたり、蹴りで攻撃してくることもあります。近年はエミューを飼育する人も増えてきています。
赤ちゃんやペットに安心の日本製暖房機【ケノンヒーター】
生態
エミューは雑食の動物で、昆虫、果実、草などを食べて生活をしています。繁殖形態は卵生で、毎年11月~4月あたりに卵を産みます。産卵数は、期間中に10-30個程度。抱卵期間は2か月程度あり、オスが温めることが多いです。 寿命は10年から20年とされていますが、飼育下ではもっと長生きする傾向にあります。
絶滅危惧種?
エミューは全体で見れば絶滅危惧種ではありません。しかしながら、地域で見ると以前はタスマニア島にもエミューは存在していましたが、絶滅してしまいました。また、ニューサウスウェールズ州では絶滅危惧種に指定されています。エミューは1900年代にオーストラリアで殺処分されてしまった歴史があります。理由としては農作物を荒らしたりしてしまうからです。しかしその後野生のエミューは 1999年の環境保護および生物多様性保全法に基づいて正式に保護されています。またエミューには天敵もおり、ディンゴ、イリエワニなどに捕食されることがあります。特に卵はよく狙われます。
特許取得成分配合!『カナガンデンタルキャットフード』
ダチョウとエミューの違い
ダチョウとエミューはよく似ている飛べない鳥という特徴もあることから、同じ鳥だと思っている人も多くはありません。しかし以下のような違いがあります。
生息地
エミューの生息地はオーストラリアです。ダチョウの生息地はアフリカです。
分類
エミューはダチョウ目エミュー科に属する鳥。ダチョウはダチョウ目ダチョウ科に属する鳥です。
見た目
エミューの足の指は3本。ダチョウの足の指は2本です。
卵
エミューの卵は深緑色で草原に産み落とすので、草と同化させるための色になっています。ダチョウの卵よりも小さく、重さ700g程度しかありません。ダチョウの場合はクリーム色をしています。サバンナの砂地に産み落とすので、砂と同化させるための色です。卵は重さ1.5㎏あります。
グレインフリー・チキン生肉とサーモンをたっぷり使用!プレミアムドッグフード『モグワン』

飼育
エミューの性格は比較的温厚であることから、飼育は可能です。しかしエミューは大きい鳥であることから室内飼育はかなり困難です。集合住宅や都市部での飼育はまず不可能でしょう。鳥小屋を作る必要があります。エミューの食性は雑食で野菜や果物・雑草などです。新鮮な野菜や肉を1日1~2回与えるといいでしょう。鳥小屋は一年を通して保温してあげる必要があります。設定温度は20℃~30℃の間で調整するといいでしょう。最大の問題は病院です。エミューを診てくれる動物病院は少ないです。必ず確保しておいてください。
コメント