ヒワコンゴウインコと言う鳥はニカラグアや西コロンビアなど中央アメリカに生息している絶滅危惧種のインコです。このインコはコンゴウインコの亜種に当たります。中米と言うと、熱帯地域をイメージすることが多いと思いますが、このコンゴウインコも熱帯地域が大好きで、森林地帯に生息していることが多いです。
生息地
ヒワコンゴウインコはエクアドル、コスタリカ、コロンビア、ニカラグア、パナマなど、中米から南米にかけて生息しています。
特徴
ヒワコンゴウインコはインコ科に分類される鳥で、コンゴウインコの亜種に当たります。体長は80-90cm、体重は1000-1600gです。生息地域は中米地域から南米の北部にかけて広く生息しています。このインコは熱帯地域を好み、木の上で生活をしています。ヒワコンゴウインコは緑色が多いですが、水色や黄色、赤色の部分もあります。嘴や脚は灰褐色、嘴は赤色の毛があります。このインコは集団生活を好み、普段は5羽から10羽の群れを作って集団生活をしています。ヒワコンゴウインコはミドリコンゴウインコに似ていますが、別の種類として認識されています。繁殖時期になると、ペアで生活をしていることが多いです。
遠赤外線+輻射熱+自然対流のトリプル暖房器具【ケノンヒーター】
生態
ヒワコンゴウインコは種子、木の実、さらには果実なども食べて生活しています。ヒワコンゴウインコは毎年12月ごろが繁殖時期に当たり、この時期になると、オスとメスがペアで生活をするようになります。ほとんどのつがいは1月あたりに卵を産みます。メスは一度に2個から3個の卵を産み、抱卵期間が25日ほどあります。この期間はオスが餌を探しに出かけていき、メスは卵を温めます。ヒナは生まれると、2,3か月で飛ぶことができるようになり、独立していきます。そして、生後6年あたりで性成熟していきます。ヒワコンゴウインコは寿命が長めです。一般的には50年ほど生きることができ、最大で70年生きることが可能です。
赤ちゃんやペットにも安心。空間除菌なら除菌水ジーア
絶滅危惧種
ヒワコンゴウインコは基本的に熱帯雨林を好んで生息しているのですが、現代になり、中南米では森林伐採が進んでいることから、ヒワコンゴウインコの生息できる地域が減っていき、さらに生息地の分断が起こってしまいました。それだけではありません。ヒワコンゴウインコはペットとして需要が高いため、乱獲も問題になっています。このような背景があり、レッドリストでは絶滅危惧IA類に指定されています。さらにワシントン条約附属書Ⅰに記載され、取引は厳しく制限されています。現在このインコは中南米で保護区が設けられており、厳重に保護されています。
飼育
ヒワコンゴウインコはワシントン条約附属書Ⅰに記載されていることから、輸入と輸出にかなり厳しい制限がかかっており、一般人が飼育することは難しいです。中南米へ行くか、動物園で鑑賞しましょう。
コメント