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アジア絶滅危惧種動物 : サシバ

Animal

サシバは日本や中国などに住むタカです。絶滅危惧種の動物で生存が危ぶまれてしまっているのです。ハシブトガラスより小さく、ほぼハシボソガラスほどの大きさの猛禽類。サシバは渡り鳥で定住していないです。中国や日本で繁殖した後、東南アジアやパプワニューギニアで冬を越します。そのあとまた、東アジアへ戻ってくるのです。水田で狩りをし、その周囲の林に営巣することが多いです。別名大扇と呼ばれています。

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生息地

中国や日本で繁殖した後、東南アジアやパプワニューギニアで冬を越します。そのあとまた、東アジアへ戻ってくるのです。

特徴

サシバの生息地の多くは里山環境です。水田と森林の接する長さが長い環境を好むことが知られています。オスの成鳥は、頭部は灰褐色で体の上面と胸は茶褐色です。背面は赤褐色で、胸から腹にかけて淡褐色の横縞があります。全長はオスで47㎝、メスで51㎝程度あります。サシバの翼はカラスとにていて太く短めの翼をしています。森の中で狩りをするので、翼が長いと邪魔だからそうなっているともいわれています。

生態

ヘビやトカゲ、カエルなどを食べます。また昆虫類も捕食していてセミやバッタも食べています。標高1000m以下の山地の林で繁殖を行います。冬眠をせず冬でも活動しています。東アジアには春から夏にかけてやってきますが、秋から冬にかけて東南アジアやオセアニアのほうへ渡っていきます。サシバの行動圏は約100~200haと言われています。

絶滅危惧種

日本の環境省の繁殖分布調査の結果によると、生息分布が急激に縮小しています。理由は水田が減少しているのです。日本では農家の引き継ぐ人が減っており、畑を放棄して捨てる人もいます。生息地が失われることで、今までの生活サイクルが成り立たなくなると言われています。日本の環境省レッドリストでは、絶滅危惧Ⅱ類として指定されました。

保全活動

日本の豊田市では田に水を張る事業を2005年からスタートさせました。 水を張ることでカエルがたくさん繁殖し、サシバが繁殖できるのではないかという狙いで始めています。サシバの親は1日に20~50回の給餌を35日間ほど続け、雛が巣立つまでには1羽あたり約5㎏の小動物を与えます。サシバが繁殖できる里やまはそれだけ餌が取れなければ生きていけないのです。

飼育

現在個体数が減っており、一般人が飼育することは難しいとされています。また、人間になつくかどうかはわかりません。東南アジアや東アジアを訪れて観察するのが良いでしょう。

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