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【世界の動物 : 南米のラクダ】グアナコ 特徴と生態 絶滅危惧種? リャマとの違い

Animal

グアナコは南米地域に生息しているラクダです。主にアルゼンチンなどにおいて高地で生息をしており、もふもふの体毛が特徴の動物で、顔もとても優しそうです。グアナコは南米地域でもとても有名なラクダでほとんどの人が知っています。グアナコはインカ帝国の時代には荷物を運ぶ役目をしていました。

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生息地

グアナコはアルゼンチンとペルー、チリ、ボリビアを中心に生息しています。

特徴

グアナコは鯨偶蹄目ラクダ科の動物です。生息地は主に高地で、南アメリカの南部地域を主な生息地としていますが、一部はペルー付近にも住んでいます。身を守る二重の厚い毛をまとっていることが特徴でとても暖かそうな風貌をしています。体長は1.1-2m、体重は100kgあります。グアナコの毛は赤みを帯びた色で、とても触り心地が良いです。毛の太さは直径16-18µmあります。頭部が濃い色で、腹部と脚が明るい色になっています。生息数はおそらく150万から200万頭と言われており、ほとんどのグアナコはアルゼンチンに生息しています。グアナコは単独行動が少なく、数頭から成る群れを形成して生活していることが多いです。また走力もあり、最速60kmで走ることもできます。危機を察知すると、甲高い声で鳴いて、仲間に危険を知らせます。

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生態

グアナコは他のラクダと同様に草食動物に当たります。食べるものはサボテン、花、草などで、食べ物は噛むことがなく、ほとんど丸呑みします。繁殖時期は11月あたりでこの時期になるとメスを巡ってオス同士が良く喧嘩をしています。子供は1歳前後になると、群れから離れて行く傾向にあります。

絶滅危惧種?

グアナコは現在全体で見れば絶滅危惧種ではありませんが、ワシントン条約附属書IIに掲載されており、国際取引に制限がかかっています。グアナコには天敵がおり、ピューマとカルペオなどによって捕食されることが良くあります。そしてそれ以外にも人間によって狩猟されることがあります。人間が肉や皮や毛を取るために乱獲した結果、一部の地域では絶滅の危機にあるのです。そんな背景もあり、現在南米地域ではグアナコを丁重に保護するようになり、保護区を設けるようになりました。

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リャマとの違い

グアナコはよくリャマと間違えられることがあります。これはグアナコはリャマの祖先にあたるからです。グアナコは以前は完全に野生の動物として生きていましたが、人間がグアナコを飼育するようになりました。インカ帝国の時代には重要な荷物運搬の役割を果たしていたのです。そのため、グアナコは家畜化されていき、リャマになりました。現在ではグアナコよりも圧倒的にリャマのほうが生息数が多い状態になっています。

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