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ハイチ絶滅危惧種動物 : ハイチソレノドン

Animal

ハイチソレノドンはドミニカとハイチに生息するソレノドン科ソレノドン属に分類される哺乳類。ソレノドンはネズミやモグラと近縁で、カリブ海にのみ生息している珍しい動物です。ソレノドンはハイチとドミニカ共和国にまたがるイスパニョーラ島原産のハイチソレノドンと、2003年に再発見されたキューバソレノドンの2種が存在します。ハイチソレノドンは今すぐ絶滅する可能性は低いですが、イヌやネコなどによる捕食により生息数が激減しています。

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生息地

ハイチソレノドンはハイチとドミニカ共和国に生息しています。

特徴

ハイチソレノドンは体長30cm、尾長24㎝、頭部の背面は黒や暗褐色です。四肢には5指があり,つめが長いことが特徴。この爪をうまく使って、穴を掘ることができます。ハイチソレノドンは特大のトガリネズミに似ています。オスとメスはほぼ同じサイズです。前肢は後肢よりも著しく発達しています。頭は体に比べて大きく、鼻には長いひげが約12個あり、頭の後ろに小さなひげがいくつかあります。ハイチソレノドンはドミニカ共和国とハイチ南部でのみ生息が確認されており、とても生息範囲が狭く、生息数が少ない動物と言われています。生息地は標高1000 mの森林地帯です。ハイチソレノドンは夜行性です。 日中は、巣穴、木、くり抜かれた丸太や洞窟にとどまり、視界から隠されたままになります。

生態

ハイチソレノドンは節足動物を食べます。食べ物がないときはワーム、カタツムリ、マウス、小さな爬虫類も食べます。果物、穀物、落葉落枝を食べることもあります。繁殖は一年中。妊娠期間は3か月ほどあり、1回につき1-3頭産むことができます。

絶滅危惧種

ハイチソレノドンはドミニカ共和国とハイチ南部でのみ生息が確認されており、生息地域がとても限定されています。森林伐採や農地開発による生息地の減少が問題になっており、それに伴い生息数が減ってきています。イヌやネコなどの捕食も問題になっています。この地がヨーロッパ人に開拓されてからは肉食動物が持ち込まれるようになり、捕食されるようになってしまいました。ドミニカ共和国では保護活動が2000年代以降に始められており、この動物は法律によって完全に保護されています。

飼育

ハイチソレノドンは国の法律によって保護されており、一般人が飼育することはかなり難しいです。動物園で鑑賞するか、ハイチまで行ってみてください。

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