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アフリカ絶滅危惧種動物:インパラ

Animal

インパラはアフリカ大陸で見ることができるウシ科の動物です。この動物だけでインパラ属を構成しており、単一種になります。インパラはアフリカの南部に主に生息しており、飛ぶように軽やかに走ることで知られています。そのため、走り方がとてもかわいいため、人間にも愛されている動物の一種になります。しかし近年インパラは生息数が減ってきていることが分かっています。

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生息地

インパラの生息地域は南アフリカ、ウガンダ、タンザニア、モザンビークなどアフリカの南部地域に集中しています。

特徴

インパラはウシ科インパラ属に属しています。インパラは全長120-160cm、体重は40-80kgになります。エサが豊富な雨期になると、数百匹が群れて生活をしていることが多いです。群れを形成することで、天敵であるライオンなどから身を守ることができます。インパラは逃げ足がとても速く、1回の跳躍で10m前後移動することができます。走行速度は時速60kmになるため、かなり速いです。さらに身体能力が極めて高く、3m前後の高さの木に登ることもできるため、とても優秀です。背面や上半身の体側面の毛衣は赤の褐色で、下半身の体側面や四肢背面の毛衣は黄褐色になっています。吻端は体毛で被われ耳介は先端が尖っています。生息地域は落葉樹林やサバンナ地域に限定されています。

生態

インパラは植物を食べて生活をしているため、草、木の枝、葉、花が大好きです。繁殖形態は胎生になります。繁殖時期になると、オスはメスの取り合いをします。メスは通常、交尾の後7カ月ほどで1頭産むことができます。子供は生後2週間程度で立つことができるようになり、3か月程度経つと、角が生えるようになります。ある程度成長すると、自立していきます。インパラの寿命は約10年から15年程度と言われています。

絶滅危惧種

インパラは全体で見れば、絶滅危惧種ではありません。しかし亜種に当たるアンゴラインパラは絶滅危惧種に指定されています。インパラの最大の問題点は天敵が多すぎるという点です。インパラの捕食者はライオンだけでなく、リカオン、ヒョウ、チーター、カラカルなど多数いるため、常に狙われてしまう立場にあります。さらに近年アフリカ地域は土地開発も進んでいるため、生息地域は減少している傾向にあります。インパラは全体で見ればまだ絶滅危惧種には指定されていませんが、生息数は減少傾向にあるため、今後は指定されていくことになるでしょう。

飼育

インパラは個人がペットとして飼育することはかなり難しいです。インパラは一部の亜種が絶滅危惧種にも指定されていることから、輸入することが困難になってきています。どうしてもインパラを飼育したい場合は動物園などの協力が必要になるでしょう。インパラを見たい場合は動物園へ行くか、アフリカまで行ってみてください。

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