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日本絶滅危惧種動物 : ニホンツキノワグマ

Animal

ニホンツキノワグマはツキノワグマの亜種で、日本に生息しています。ニホンツキノワグマは日本人にはなじみが深く、物語などにもよく出てくる動物であることから、日本人のほとんどがよく知っているクマです。とても有名なクマなのですが、実は絶滅危惧種の動物でもあります。このクマは日本の固有種で生息地域も狭く、生息数が少ないことから、完全絶滅の可能性もあるのです。

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生息地

ニホンツキノワグマは日本に住んでいます。

特徴

ニホンツキノワグマはツキノワグマの亜種で、日本固有種です。体長は100-150cm、体重は50-100kgあり、人間と同じくらいのサイズの生き物。肩が隆起せず、背の方が高いのが特徴で、全身の毛は真っ黒です。稀に赤褐色や濃褐色の個体もいます。ニホンツキノワグマは、本州・四国・九州に分布するクマで、昼夜共に活動しています。人や家畜を襲うことはほとんどないクマですが、驚かせたり、攻撃をしたりすると敵対して襲ってくることがあります。ニホンツキノワグマは木登りもうまく、クマ剥ぎという習性を持っています。これは樹の皮を根元から2~3m程にわたって剥ぎ取り、爪痕や歯痕を残すというものです。冬には木の洞や岩穴で冬眠するため、冬に見ることができません。

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生態

ニホンツキノワグマは雑食性で、木の実や木の根、さらには昆虫やザリガニ、魚なども食べています。繁殖形態は胎生。メスは1回につき1-2頭産むことができます。授乳期間は3か月半あり、生まれたばかりの子供は1週間で目が開くようになります。子供は3歳ぐらいになるまでは常に親とともに行動します。寿命は20年以上ありますが、飼育下では30年ほど生きることもあります。

絶滅危惧種

ニホンツキノワグマは日本全体で見ればまだ生息数は安定していますが、地域ごとに見ると絶滅する可能性が高い場所があります。九州では1957年以降、このクマの目撃例が一切ありません。そのためすでに絶滅してしまったと言われています。四国などでも絶滅の危機にあります。香川県や愛媛県では1970年代には完全絶滅しました。ニホンツキノワグマは時折人を襲うような事件が起こっているため、射殺されたりします。1900年代以降は土地開発が進むことで、クマが住める場所がなくなってしまい、住宅街へ出てきてしまっています。そして人間を襲うため、クマが次々と死んでいくのです。このような事例が増えたため、高知県、徳島県などで狩猟禁止令が制定されております。今では日本の西部の広い範囲で狩猟禁止になっており保護が進んでいます。

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飼育

ニホンツキノワグマは人間を襲うこともあるため、飼育には全く向いていません。動物園で鑑賞するか、日本まで行ってみてください。

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