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日本絶滅危惧種動物 : ホンドタヌキ

Animal

ホンドタヌキは日本に生息する絶滅危惧種です。本州および四国、九州に産する亜種で北海道や大陸の亜種とは区別されています。標高2000mを超える亜高山帯まで分布し、特に身を隠せるような、水辺近くの下生えが密生した広葉樹林を好みます。夜行性で食性は雑食です。強烈な雑食性で、魚や虫などはもちろん、げっ歯類や鳥の肉やその卵、そのほか動物の死骸や果物や葉や茎などなど食べられそうなものはなんでも食べます。

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生息地

日本の本州および四国、九州と広い地域に生息している状況です。

特徴

体長は40-50cm、体重は3-5kg。指は前が5本後が4本。前足の親指だけは他の指から離れており地面には着きません。体型は丸く原始的なイヌ科の特徴のだと言われています。体毛は夏と冬にそれぞれ1回ずつ生え変わります。ネコ目イヌ科のタヌキ属に属する種別です。基本的に自分で巣穴を作りその中で生活します。キツネやクマが掘った穴を利用することもあります。

生態

寿命は10年程度と言われています。野生だと5年程度のようです。食べ物は雑食で、人間の生ごみやb農作物だけでなくカエル、ヘビ、昆虫、ザリガニなど色々なものを食べることができます。朝や昼は基本的に休んでおり、活動するのは夜です。出産は3月頃巣穴で行われ、1度に3-5頭産むことができます。子供のうちは親と一緒に過ごし、秋や冬になると自立していきます。中には親の活動領域内にとどまるタヌキもいます。

絶滅危惧種

自然保護連合(IUCN)のレッドリスト(絶滅の危険度を示す指標)では低リスク中の低リスクである「LC」に分類されています。まだ絶滅の恐れはないですが、人間が土地開発などをしたことにより、道路が作られ、車にはねられて死んでしまうことは多いです。日本のアニメ映画「平成狸合戦ぽんぽこ」で野生タヌキが市街地へ出てきて車ではねられて死んでしまう場面がありますが、まさにその通りなのです。タヌキの生存できる地域が減ってしまったことにより、人間の住む場所まで出てくるようになっています。

死んだふり

本当は起きているのに寝たふりをすることを「タヌキ寝入り」といいますが、実際のタヌキもびっくりすると死んだふりをするといわれます。タヌキはビビり症で気絶しやすい動物です。銃声や爆発音がすると、動けなくなってしまうようです。人間はこれを死んだふりと呼んでいます。

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