アイウンは西サハラにおける最大の都市です。西サハラはモロッコによって実効支配されており、モロッコによる領有権の主張は大多数の国から認められていない現実があります。サハラ・アラブ民主共和国はこの地域の領土を主張しており、多数のアラブ諸国とアフリカ諸国に認められています。旧スペイン領土であったことから、ヨーロッパ風の建物も見られます。
場所
アイウンは西サハラの北部に位置している都市です。
歴史
アイウンをはじめ、西サハラはスペインが侵略し、領土としていました。1884年にスペインの保護領となり、スペイン領西アフリカと呼ばれていましたが、戦後にモロッコに返還されました。その後西サハラの独立を目指すサギアエルハムラ・リオデオロ解放戦線によって独立運動が始まり、サハラ・アラブ民主共和国の成立を宣言します。しかしモロッコはそれを承認せず、実効支配を続けている状況です。
気候
アイウンは夏は高温多湿で非常に暑いです。冬はとても暖かいです。年を通して気温は12℃~33℃を推移します。
言語
西サハラではスペイン語、フランス語、アラビア語などが使用されています。
治安
西サハラは領土問題で揉めている割には意外と、治安が安定しています。
産業
西サハラは国土の大半が砂漠です。少数のオアシスで農業や遊牧が行われております。また石油、天然ガス、鉄鉱石が産出されることもあり、資源が豊富です。
人種
西サハラはアラブ人やベルベル系で構成されています。
宗教
西サハラはほとんどの人がイスラム教徒です。
通貨
西サハラの通貨は、サハラ・ペセタがあります。しかし実効支配しているモロッコのモロッコ・ディルハムが使用されています。
観光スポット1 : St. Francis of Assisi Cathedral
スペインが支配していた時代の影響を受けていることからヨーロッパ風です。教会は礼拝時のみ開いています。普段は中に入ることができません。
観光スポット2 : Musee Antoine de Saint-Exupery
西サハラの博物館です。スペイン植民地時代など、西サハラの歴史に関する展示物がたくさんあります。少しこじんまりとしている博物館です。
観光スポット3 : Parque Jardin Laayoune
西サハラの国土のほとんどは砂漠です。そのことから、このような公園の存在はとても貴重です。アイウンにも公園があり、憩いの場として機能しています。
宿泊施設
アイウンは宿泊施設が充実しています。最寄りにはラユーン・ハサン1世空港があります。航空券や宿泊施設は下記リンクから予約可能です。他の言語にも対応しています。
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