ラホールはパキスタン北部に位置する主要都市の一つです。この都市はムガル帝国の首都であった場所で、かなり多くの歴史建造物が残っています。市内には巨大なモスクのほか、ユネスコの世界遺産に登録されているラホール城やシャーリマール庭園などがあります。この都市は南アジアにおけるメガシティの一つとして数えられているのです。
場所
ラホールはパキスタン北部に位置しています。
歴史
ラホールは中世のあたりから多数の王朝による支配の入れ替わりがありました。1241年にはモンゴル帝国によって都市が破壊され、1398年にはティムール朝にも破壊されています。その後、ムガル帝国のアクバルによって、この都市にラホール城が構築されました。この都市は長い間ムガル帝国の支配下に置かれ、首都にもなっていたことから多数の遺産が残っており、1981年にはラホール城とシャーラマール庭園が世界遺産に登録されました。
気候
ラホールはステップ気候に属しています。年を通して気温は5℃~40℃を推移します。
言語
パキスタンでは多数の言葉が使用されています。英語、ウルドゥー語、パンジャーブ語、シンド語、カシミール語、コワール語などが使用されています。
治安
ラホールは治安組織が監視を強めているため比較的安定していますが、テロが起こりやすい場所です。インドとの国境が近いこともあり、少し警戒が必要です。
産業
ラホールはムガル帝国があったこともあり多数の歴史建造物があるため、世界中から観光客がやってくる都市です。観光業はとても栄えています。
人種
パキスタンではパンジャーブ人が60%、その他はシンド人、パシュトゥーン人、カラシュ人などが住んでいます。
宗教
パキスタンではイスラム教徒がほとんどです。その他ではヒンドゥー教徒、キリスト教徒がいます。
通貨
パキスタン・ルピーが使用されています。
観光スポット1 : Badshahi Mosque
ムガール帝国の第6代君主アウラングゼーブによって建設されたモスク。レンガ色を基調色とした荘厳な造りのモスクで、中央広場には多数の信者が集まります。
観光スポット2 : Lahore Fort
世界遺産にも登録されている、ラホールの代表的な観光スポット。ラホール城内には、庭園、女王の宮殿シーシュ・マハルがあります。敷地は広く、すべて見回るには時間がかかります。
観光スポット3 : Lahore Museum
1894年に開館された博物館は、パキスタンの博物館の中では最も古いです。石器時代から20世紀までの収蔵品を展示する17のギャラリーがあります。
観光スポット4 : Shalamar Gardens
シャーリマール庭園は世界遺産に登録されています。皇帝シャー・ジャハーンが1642年、ラホール郊外に造営した長方形の美しいペルシャ式泉水庭園です。
観光スポット5 : Anarkali Bazaar
ラホールでショッピングすることができる場所です。日用品から土産物までさまざまな品物が売られており、多くの人で賑わいます。ラホールの中でもとても有名な市場です。
観光スポット6 : Emporium Mall
ラホールにある巨大ショッピングモール。駐車場もあり、トイレもとても清潔感があります。モールはとても大きくて生活雑貨から、食料品までいろいろなショップが入っています。
観光スポット7 : Minar-e-Pakistan
ラホールのシンボルとなる大きな塔です。夜はライトアップされておりとても美しいです。1940年にパキスタン運動が始まった場所でもあります。
宿泊施設
ラホールは宿泊施設が充実しています。最寄りにはアッラーマ・イクバール国際空港があります。航空券や宿泊施設は下記リンクから予約可能です。他の言語にも対応しています。
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