レッサーカピバラという動物を知っていますか?実はカピバラには亜種がいます。レッサーカピバラは南米北部とパナマに生息している動物で、1912年に正式に記載されるようになったカピバラです。1980年代に遺伝研究において、カピバラの亜種として認識されました。レッサーカピバラはあまり情報が多くありませんが、絶滅危惧種なのでしょうか?
生息地
レッサーカピバラはパナマの東部、さらにはベネズエラの北部、そしてコロンビアの北部に生息しています。
特徴
レッサーカピバラは別名パナマカピバラとも呼ばれています。レッサーカピバラはカピバラによく似ていますが、サイズがとても小さい可愛いカピバラです。全長が100cm前後で体色は赤褐色から粘土色。耳や足は茶色で、足の外側は黒色です。このカピバラは1900年代に亜種として認識されるようになりました。生息地は南米の北部とパナマです。頭の大きさは200mm程度で、丸みがあるのが特徴です。このカピバラは生活の様子などあまり研究されていないため、あまり詳しいことが分かっていません。会生活は単独であったり、5頭から10頭前後の群れを形成することもあります。基本的にこのカピバラは夜行性ですが、一部地域では夜明けでも活動している様子が観察されています。生息地域は川沿いであることが多く、たまに河口でも見ることができます。
無添加ドッグフード【メゾン・ド・ジビエ】
生態
レッサーカピバラは主に草を食べて生活をしています。このカピバラは年を通して繁殖が可能ですが、繁殖回数は恐らく年に1回と思われます。妊娠期間は100日~110日前後あり、一度につき、1~7頭産むことができます。
絶滅危惧種?
レッサーカピバラはデータ不足ということもあり、絶滅危惧種ではありません。しかし天敵がいます。主にはワニやタカ、ワシなどです。さらには人間もとても大きな脅威になってきています。これは人間による森林伐採によってカピバラの生息できる地域が狭くなってきているという実態があるのです。これ以外にもカピバラを食用として狩猟する人も多くいます。そのため、レッサーカピバラは将来的に絶滅危惧種に指定される可能性があります。カピバラの肉は南米人にとても人気があり、狩猟が増えてきているのが懸念点です。
飼育
レッサーカピバラは飼育が可能ですが、生息地域が狭いことやデータ不足ということもあり、飼育ができるかどうかはわかりません。カピバラは動物園や南米大陸で多く住んでいるので、実際に行ってみてください。
コメント