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オーストラリア絶滅危惧種動物 : アシナガネズミカンガルー

Animal

アシナガネズミカンガルーはオーストラリアの絶滅危惧種で森林に生息するネズミカンガルーです。ネズミカンガルーという名前の通り、小さなカンガルーです。ネズミカンガルーは、ウサギサイズの小さな原始的なカンガルーのグループであり、通常、密集した下層植生の生息地に限定されています。 彼らは長い鼻、ややバンディクートのような顔と無毛の尾を持っています。

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生息地

アシナガネズミカンガルーは、ニューサウスウェールズ州南東部、ビクトリア州北東部の密な下層植生の森に生息する森林に生息するネズミカンガルーです。ほぼオーストラリアに限定されます。

歴史

1967年にビクトリア州南西の森で犬用の罠に掛かっている所を死体で見つかったのが最初の発見となっています。1978年に生きている個体が発見され、1980年に新種として発表されました。

特徴

アシナガネズミカンガル属の頭と体の長さは400mm、尾の長さは320mm、体重は1.6-2.2kgです。 薄い灰色がかった茶色の毛です。ハナナガネズミカンガル属とは異なり、アシナガネズミカンガル属は足の裏の内側のつま先のすぐ後ろに革のようなパッドがあります。アシナガネズミカンガル属は分布が非常に限られております。 ビクトリア州では大きな集団がいますが、ニューサウスウェールズ州南東部ではわずかしかいません。天敵はネコやキツネです。

生態

アシナガネズミカンガル属は通常、標高1000mを超える山地の湿った硬葉樹林から150mの低地林までの湿った森に生息します。 地面に小さな円錐形の穴を作ります。夜行性で日中は密集した下層植生の下の巣に避難します。繁殖様式は胎生。繁殖は一年中起こり、冬、春に1頭の幼獣が生まれます。食性は植物食傾向の強い雑食で地中にある菌類を食べます。

絶滅危惧種

森林伐採や道路建設による生息地の破壊により生息数が激減しています。もともとオーストラリアの一部にしか生息していなかったため、危機的な状況にあります。2006年の時点で、アシナガネズミカンガル属はIUCNレッドリストによって絶滅危惧種(EN)に分類されています。IUCNレッドリストによると、アシナガネズミカンガルはその発生面積が5000 km2未満であるため、絶滅危惧種と見なされています。ビクトリア州では、アシナガネズミカンガル属は保護の対象になり、森林の伐採が禁止されました。さらに アシナガネズミカンガルーの天敵ある野良猫、野良犬、キツネなどは州の管理下におかれました。

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