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日本絶滅危惧種動物 : オシドリ

Animal

オシドリは日本を筆頭に韓国やロシアにも生息している鳥類。いまオシドリはアメリカやヨーロッパにも導入されていますが、もともと東アジアの鳥です。派手な冠羽など美しい色彩を持つことから、外見はとても色鮮やかな鳥です。オシドリは東アジア全体で見れば生息数は安定していますが、日本では各地で絶滅危惧種に指定されており、地域で見ると絶滅の可能性が高いところも出てきてしまっているのです。

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生息地

オシドリは東アジア全体に分布しています。

特徴

オシドリは全長40-45cmで鳥綱カモ目カモ科オシドリ属に分類される鳥類。オスの頭は横から扁平で、派手な冠羽など美しい色彩の羽毛を持っています。メスはそれに比べると地味な色になっています。オシドリは春夏は山地に多く、秋冬は低地でも見られる傾向にあります。オシドリは冬季になると越冬のため、南下して寒さを凌ぐ傾向にあります。オシドリは基本的に水辺の木の陰を好む傾向にあり、木の枝などに留まっていることが多いです。この鳥はあまり他のカモとなじまず、オシドリだけの群れをつくります。単独行動はあまりしません。

生態

オシドリは植物食で葉っぱや草、果実などを食べますが、昆虫なども食べることがあります。餌探しは水中でも陸上でも行います。オシドリは一般的に樹洞に巣を作り、生活をします。鳥類は一夫一妻が多いですが、天敵も多く生存率が低いため、パートナーは毎年変わることが多いです。繁殖形態は卵生です。4-7月に山地の渓流や樹洞で繁殖を行います。メスは1回につき9-12個の卵を産むことができ、抱卵もメスのみが行います。子供は孵化して40-45日で飛翔できるようになります。

絶滅危惧種

オシドリは全体で見れば生息数は安定していますが、日本の一部地域では絶滅危惧種に指定されています。オシドリは東京都、埼玉県、さらには三重県で絶滅危惧種に指定されてします。その他地域でも準絶滅危惧種に指定されています。オシドリが絶滅危惧種になってしまう理由としては人間による土地開発が一つあります。これによりオシドリの大好きな池などが減っていることが挙げられます。またオシドリは天敵も多いため、捕食されて死んでしまうこともとても多い鳥です。日本の一部地域では、重要保護生物に指定しており、保護活動も行われている状況です。

飼育

オシドリは飼育が可能です。餌は植物性のものがよいです。ヒエ、アワ、キビ、籾、米などがいいでしょう。住み家としては樹洞を意識した巣箱を設置しましょう。オシドリは一般的に樹洞に巣を作り生活をします。繁殖をする場合は水辺などの環境を作ることも重要です。交尾は水中で行うので、水辺がなければいけません。交尾が終わるとオシドリは水浴びをよくします。

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