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メキシコ絶滅危惧種動物 : メキシコオオカミ

Animal

メキシコオオカミはメキシコやアメリカ南部に生息するオオカミです。このオオカミはほとんどの地域で絶滅寸前の状態です。以前はテキサス西部にも及んでいました。北米で最も小さい灰色のオオカミでアメリカでは1900年代に野生下ではほぼ絶滅しました。このような背景があり、このオオカミは絶滅危惧種に指定されています。2021年の時点で、野生のメキシコオオカミは186頭、飼育下繁殖プログラムは350頭飼育しています。

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生息地

メキシコオオカミは主にメキシコで生息しています。

特徴

メキシコオオカミは全長167cm、体重23-36kgです。メキシコオオカミは北アメリカに存在する3つの亜種のオオカミの中では最も体が小さい動物。体色は黄褐色・灰色・黒。メキシコオオカミは主に森林地帯に生息しています。メキシコオオカミはアリゾナ州南東部、ニューメキシコ州南西部、米国のテキサス州西部、およびメキシコに生息しています。メキシコオオカミは自分よりも大きな動物を狩ることがあり、その場合は群れを作り、みんなで獲物を始末します。メキシコオオカミはオスとメスをペアとした平均4~8頭の群れを形成します。

生態

メキシコオオカミは小動物から大型の動物までを食べて生活しています。オオカミは肉食性のためイノシシ・ヤギ・シカなどを捕食します。オオカミは一度夫婦になると一生同じ相手と連れ添います。パートナーが死んでしまった場合、残された方は新しいパートナーを決めないまま過ごすことが多いです。寿命は5~10年ほどで飼育下であれば15年生きると言われています。

絶滅危惧種

メキシコオオカミはアメリカとメキシコに広く生息していました。しかしオオカミは人間や家畜を襲うことから、人間によって駆除されました。アメリカでは1970年代にはほぼ絶滅。アメリカとメキシコではオオカミの駆除を推奨したため、両国ともにオオカミが激減したのです。現在アメリカでは1998年にアリゾナ州、同年にニューメキシコ州に再導入されています。アメリカでは1976年に絶滅危惧種に指定しました。その後アメリカではメキシコオオカミ復興プロジェクトが始動されており、飼育下で繁殖させようとしています。現在多数のオオカミが飼育下で繁殖され、その後野生へ還しています。2021年の時点で、野生のメキシコオオカミは186頭、飼育下繁殖プログラムは350頭飼育しています。

飼育

メキシコオオカミは生息数がとても少ないことから、飼育することはとても困難です。さらに肉食獣であることから、人間を襲うこともあり、一般人が飼育するのはとても難しいでしょう。動物園で鑑賞するか、アメリカ、メキシコへ行ってみてください。

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