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インドネシア絶滅危惧種動物 : オオバタン

Animal

オオバタンとはインドネシア固有のオウムで、絶滅危惧種にも指定されています。このオウムは熱帯の森で群れを作って生息しています。オオバタンは人にとてもなつく鳥でもあることから、飼育している人も一定数います。しかし絶滅危惧種であることから入手は少し苦労するでしょう。オオバタンは国際的な取引が禁止されているものの、密猟されることが問題になっているのです。

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生息地

オオバタンはインドネシア固有種です。生息地は限定されておりアンボン島、セラム島にのみ住んでいます。

特徴

オオバタンは全長40-50cmあります。オウム目インコ科に分類される鳥類でこのオウムはインドネシアにのみ生息しています。全身の羽衣は白やピンク色。尾羽下面は黄色。嘴は黒。雛の綿羽は黄色です。オオバタンは熱帯雨林を好み、標高1000m以下の場所に住んでいます。オオバタンは群れを形成する傾向にあり10羽以上の集団生活をします。オオバタンの性格は非常に人になれる鳥で、飼育する人もいます。またオオバタンは好奇心も強い鳥です。初めて見るものや、珍しいものに寄ってきて、嘴で突くこともあります。

生態

オオバタンは雑食で、果実、種子、液果、昆虫など食べて生活をしています。繫殖形態は卵生です。繁殖期にはオスとメスのペアで生活することが多く、樹上で互いに求愛行動を起こします。メスは1回につき1-3個の卵を産むことができます。抱卵期間は28-30日あり、オスとメスで交互に卵を温めます。雛は孵化してから約14週間で巣立ちをします。性成熟するまでは5年程度かかります。オオバタンの寿命は飼育下だと60年程度生きることも可能です。

絶滅危惧種

オオバタンはペットとしての需要もとても多い鳥ですが、実は絶滅危惧種に指定されているのです。オオバタンは熱帯雨林にのみ生息できますが、インドネシアは急速な土地開発が進んでおり、彼らが生息できる地域はどんどん減っています。さらにペットとしての需要がとても高いことから乱獲が非常に深刻な問題になっています。このような背景もありこの鳥は1989年にワシントン条約附属書Iに掲載され国際的な取引が禁止されました。また農家にこの鳥は駆除されることもあります。オオバタンはココナッツの果実を食害することから、害獣として見なされることもあります。

飼育

オオバタンは飼育が可能ですが、絶滅危惧種に指定されていることやワシントン条約にも掲載されていることから入手は容易ではありません。また50年以上生きることもできる鳥であることから、長寿の鳥とも言われています。面倒を見る場合は死ぬまであなたも生きて必ず世話をしてください。飼育する場合は下記の道具を揃えましょう。

オオバタンは大型鳥の専用ケージで飼育しましょう。

Pet Cage

オオバタンの主食のフードは大型オウム用の専用シードミックス、専用ペレットがオススメです。

Pet food

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