オデッサはウクライナにおける第三の都市です。ロシア帝国によって貿易港および軍港として整備され大きく発展した町でした。近年はリゾート地としても開発が進んでいて、見どころがとても多くあります。2022年のロシアによる侵攻が始まっており、治安は悪化していますが、観光スポットとしてもとても有名です。
場所
オデッサはウクライナの南部に位置している都市です。
歴史
オデッサは昔からギリシャ人やスキタイ人、さらにはスラブ人などが住んでいました。この町の基礎を作ったのはオスマン帝国で、ハジベイという集落がオデッサの直接の起源にあたります。その後、ロシア帝国によってこの町は開発され、軍用の港として大きく発展。19世紀末にはモスクワ、ペテルブルクに次ぐロシア帝国の主要都市にまでなりました。オデッサの工業は第二次世界大戦後も成長しウクライナ領となった今でも主要都市であり続けています。
気候
オデッサは昔から日照時間が長い地域で、気温が高めです。年を通して気温は‐1℃~33℃を推移します。
言語
ウクライナではウクライナ語を母国語としていますが、ロシア語を話す人も多数います。観光地付近になると英語を話す人もいます。
治安
2022年にロシアによるウクライナ侵攻を受けており、オデッサは危険な状況にあります。しかし侵略がなければそれほど危険な町ではありません。オデッサはバスターミナル周辺は物乞いをはじめ、多くの浮浪者が集まるのでなるべく近づかない方が安全です。
産業
オデッサの主要工業は機械製造、金属加工、造船、食品加工、石油化学。またオデッサはリゾート開発も進んでおり、観光業も発展しています。
人種
ウクライナは多民族国家で、主要民族はウクライナ人です。その他はロシア人、タタール人、ブルガリア人、ユダヤ人、ルーマニア人もいます。
宗教
ウクライナではキリスト教徒が多いですが、多くの国民は無宗教です。
通貨
ウクライナではフリヴニャが使用されています。
観光スポット1 : The Potemkin Stairs
1841年に建造された、オデッサのシンボル。長さ142m、高さ27mのこの階段は1925年のサイレント映画『戦艦ポチョムキン』で使用されたことで世界的に有名になりました。
観光スポット2 : Odessa National Academic Theater of Opera and Ballet
オデッサのオペラ・バレエ劇場はルネッサンス様式とバロック様式が融合した建物。芸術を楽しみたい人はぜひオペラを楽しんでみてください。
観光スポット3 : Odessa Archaeological Museum
オデッサには考古学博物館があります。黒海沿岸北部に勃興した文明の存在を物語る出土品が大量に集められ、ウクライナ南部の歴史資料も展示されています。
観光スポット4 : Odessa Pushkin Museum
ロシア近代文学の先駆けとして知られるアレクサンドル・プーシキンの博物館。館内には彼の部屋が再現されていて、自筆の原稿やスケッチなどの資料が展示されています。
観光スポット5 : Vorontsov Palace
1830年にオデッサの総督だったミハイル・セミョーノヴィチ・ヴォロンツォフのために建てられた邸宅。現在はオデッサの若者が集うデートスポットになっています。
観光スポット6 : Savior’s Savior Cathedral
オデッサには大聖堂があります。教会は木造で「ロシア正教会の聖ニコラス教会」という名前でしたが、現在の名前になったのは1808年の改築時です。破壊されてしまいましたが復元されています。
宿泊施設
オデッサは主要都市でもあることから宿泊施設が充実しています。宿泊施設や旅行は下記リンクから予約が可能です。
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