オキナワトゲネズミは日本の沖縄北部にのみ生息する絶滅危惧種のネズミです。やんばる地域にしか住んでいないといわれる希少種のネズミで、近年このネズミの目撃情報がなく、絶滅したのではないかと言われていたのですが、2008年に再度生息が確認されています。1998年に環境省のレッドリストで絶滅の危険性が最も高い「絶滅危惧IA類」に指定されていて、生息数がとても少ないネズミと言われているのです。
生息地
オキナワトゲネズミは沖縄県にのみ生息しています。
特徴
オキナワトゲネズミは体長11-18cmの小さなネズミです。体毛の他に、約2cm程度の先の尖ったトゲ状の毛が生えています。これがトゲネズミと呼ばれている理由です。オキナワトゲネズミは天然林に生息しており、夜行性の生き物です。昼間は外敵から身を守るために穴や洞窟などに隠れています。オキナワトゲネズミはネズミ科トゲネズミ属に分類されている齧歯類です。ネズミなので天敵は野生のネコです。
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生態
オキナワトゲネズミは雑食の動物で植物や貝類、甲殻類などを食べて生活しています。夜になると野外に出て、餌探しを始めます。オキナワトゲネズミの繁殖期は10~12月ごろで1回に5~10頭の子供を産みます。オキナワトゲネズミは完全に野生であることや目撃すること自体がとても難しいネズミと言われており、詳しい生態についてはあまりわかっていません。
絶滅危惧種
オキナワトゲネズミはもともと沖縄北部にしか生息していないネズミであることから生息数がもともと少ないです。そこに野生化したネコによって捕食されるようになってしまい、生息数が激減しています。1900年代後半からは目撃例が一切なく、完全に絶滅したと思われていました。しかし2008年に生息が確認され、国内希少野生動植物種に指定されました。1972年には日本の天然記念物に指定されています。とても希少な動物であることから絶滅危惧種にも指定されています。
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飼育
オキナワトゲネズミはかなりの希少種であることから、一般人が飼育することはかなり難しいです。動物園でも飼うのは難しいため、日本の沖縄県へ行ってみてください。
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