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南米絶滅危惧種動物 : ジャガーネコ

Animal

ジャガーネコは南米のブラジルやベネズエラ、アルゼンチン北部などに生息している小型ネコです。猫とは言ってもイエネコではなく、野生の猫です。この猫は非常に毛皮が美しいことで知られており、この毛皮を狙った人間による乱獲が問題になっています。ジャガーネコは現在絶滅危惧種に指定されており、絶滅の危機にあります。

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生息地

ジャガーネコは南米の北部地域に生息しています。コスタリカ、アルゼンチン北部、ベネズエラ、ブラジルなどにこの猫は住んでいます。

特徴

ジャガーネコは体長40-60cm、体重1-3kg。この猫は哺乳綱食肉目ネコ科オセロット属に分類される猫です。ジャガーネコはオセロットやマーゲイと非常に近い動物で、身体的特徴も一致しています。鼻鏡はピンク色で背面の被毛の地色は明るい黄褐色。背面や側面に斑紋があります。腹は色が淡く、暗色の斑点があります。ジャガーネコは森林地帯を好み生息しています。この猫はとても木登りがうまく、森林での生活にとても適応できています。ジャガーネコは昼行性で日中に活動することが多いです。

生態

ジャガーネコは肉食でトカゲ、昆虫、鳥類、小型哺乳類などを食べて生活しています。狩りでは獲物を見つけると徐々に距離を詰めていき、一気に飛び掛かって捕食します。ジャガーネコはあまり繁殖時期などが詳しくわかっていませんが、恐らく年中繁殖が可能と言われています。子猫は3か月程度で、離乳して独立できるようになります。性成熟は2年ほど。寿命は17年程度と言われていますが、野生の場合は11年ほどで死ぬことが多いです。

絶滅危惧種

ジャガーネコはとても美しい毛を持っており、人間を魅了するほどです。それがゆえに密猟者によってこの猫は乱獲されているという実態があります。また、南米では森林伐採も進んでおり、ジャガーネコの生息地は確実に失われています。それによりジャガーネコは絶滅危惧種に指定されています。さらにはワシントン条約の附属書 I に記載されており、国際取引にも制限がかかっている状況です。このような事態を重く見た南米諸国ではジャガーネコを保護する活動を行っています。しかしエクアドル、ガイアナ、ニカラグアなどではいまだに密猟が多く、密猟が禁止されていない実態があります。

飼育

ジャガーネコは国際取引に制限がかかっており、さらには絶滅危惧種にも指定されていることから、一般人が飼育することは難しいです。南米まで行ってみるか、動物園などで鑑賞しましょう。

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