センカクモグラは日本の尖閣諸島に住む動物です。その名の通りで尖閣諸島だけの固有種になります。センカクモグラは 1979年の調査の際に1頭のみが捕獲されたというレベルの希少種。めったに見ることができません。そんなレアな動物であるため、日本の環境省では最も絶滅のおそれの高い絶滅危惧 IA 類に指定されています。まったく採取データもないため、生態や特徴などあまり多くのことが分かっておらず、まだまだ謎の多いモグラと言われています。
生息地
日本の尖閣諸島だけの固有種になります。
特徴
頭胴長129.9mm、尾長12mm、後足長16mm、体重42.7gでモグラ科モグラ属に分類される哺乳類です。1979年の調査の際に1頭の標本がありますが、それによると、歯の数が他のモグラよりも少ないとされています。ほかのモグラでは42本、しかしセンカクモグラは38本しかありません。またセンカクモグラは他の種に較べて吻部が細長いとされています。ほかのモグラ属とはどうも身体的特徴に差異が見られることが分かっています。
生態
まだまだ謎の多いセンカクモグラはまだ詳しい生態がわかっておりません。モグラ類は一般に温帯の豊富な土壌層に適応した動物とされているのですが、センカクモグラが分布するのは、亜熱帯域でここも一般的なモグラとはどうも違う環境に生息する傾向があることがわかっています。尖閣諸島には冷涼な地域もあり、そこで普段センカクモグラが活動しているのではないかという推測もあります。
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絶滅危惧種
センカクモグラは尖閣諸島だけの限定種でしかも、生息数がとても少ないとされていることから、日本哺乳類学会によって危急種に指定され、環境省や沖縄県のレッドリストでは最も絶滅のおそれの高い絶滅危惧 IA 類に指定されています。生態もまだ謎だらけでどうやって繁殖させられるのかが全く分かっていない状況です。
保全活動
2010年に日本ではセンカクモグラを守る会が発足しました。現在この会は実際に生態調査をするために尖閣諸島への上陸許可を何度も政府へ申請しています。生態が分からなければ保護方針も策定できないからです。
飼育
この動物は絶滅危惧種であると同時に希少種のため専門家レベルですら何も情報がない状態です。一般人が飼育することはかなり難しいです。
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