スファックスはチュニジア第二の都市でチュニジアの南部に位置している大きな港町です。スファックスの旧市街は門をくぐると、8世紀にアラブ人が造った歴史を感じさせる街が広がっていて、中世を思わせるような街並みになっています。スファックスは商業的にかなり規模が大きい街で、観光地というよりもビジネス街という意味合いが強い街です。
場所
スファックスはチュニジアの南部に位置しています。
歴史
スファックスの町は849年に設立された町で、10世紀までに都市国家として独立していました。しかしその後は占領され、常に支配下に置かれていました。近代になるとフランスの支配下に置かれるようになり、ヨーロッパ文化が浸透しました。チュニジアの独立に伴い、スファックスはチュニジアの町となっています。
気候
スファックスはステップ気候に属しています。夏はとても気温が上がりますが、冬は比較的涼しい気候です。年を通して気温は5℃~38℃を推移します。
言語
チュニジアの公用語はアラビア語です。またフランス語を使用できる人も多数います。
治安
スファックスではしばしば治安部隊と住民の間で衝突が起こったりします。政情不安があるため、ある程度気を付ける必要があります。また観光客はスリや強盗の被害に遭いやすいので気を付けましょう。
産業
スファックスは沿岸部に多数の工場が並んでおり、製造業が発展しています。さらにもともと港町であったことから、漁業もとても盛んです。
人種
チュニジアではアラブ人が98%を占めています。その他ではベルベル人やユダヤ人も住んでいます。
宗教
チュニジアの国教はイスラムです。イスラムの戒律は緩やかで、女性もヴェールをかぶらない人が多くいます。その他ではキリスト教徒も少数います。
通貨
チュニジア・ディナールが使用されています。
観光スポット1 : Medina
旧市街はたくさんの商店が軒を連ねます。生鮮食品ゾーン、ファッションゾーンなど、商品ごとにお店がまとまっているので見やすいです。
観光スポット2 : Kasbah
スファックスのカスバは旧市街の南西の角にあり、現在は昔の建築技法を展示する博物館になっています。当時使われていた鍵や蝶番などの金物の展示もしてあります。
観光スポット3 : Dar Jellouli Museum
スファックスに実在した上流階級の住居。現在は博物館になっており、スファックスの人々の生活の一部を見ることができます。家は、細やかなタイル装飾が施され、壁も天井もとても嬉しいです。
観光スポット4 : Great Mosque of Sfax
スファックスのメディナの中央にあるグランドモスクは849年に建てられ、とても古い歴史のあるモスクです。イスラム教徒でない方は中へ入れません。
観光スポット5 : Isole Kerkennah
スファックスにあるケルケナ島です。漁業者が釣りをしている場所でもあります。しかし海岸線は荒れており、あまりビーチらしさはありません。
宿泊施設
スファックスは宿泊施設が充実しています。スファックス・タイナ国際空港が最寄にあります。航空券や宿泊施設は下記リンクから予約可能です。他の言語にも対応しています。
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