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アフリカ絶滅危惧種動物 : ソマリノロバ

Animal

ソマリノロバはアフリカノロバの亜種にあたるロバです。ソマリノロバは哺乳綱奇蹄目ウマ科ウマ属に分類される奇蹄類でエチオピアやエリトリアに生息しています。四肢に縞模様が入ることが最大の違いで、生息地では食用とされたり、薬用になると信じられていることから狩猟されてしまうことが多いロバです。ソマリノロバは野生での絶滅の危険性が非常に高い動物で絶滅危惧種に指定されています。

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生息地

ソマリノロバはエチオピアやエリトリアに生息しています。

特徴

ソマリノロバは全長は200cm程度で体重は200kg前後です。野生の馬の中ではもっとも体が小さいと言われています。体色は赤みを帯びたような灰色で、口まわりや腹部は白。耳は長く四肢に縞模様が入ります。ソマリノロバは、半砂漠地帯や乾燥した草原地域などに生息しており、社会性のある動物です。小さな家族単位で生活し、しばしば大きな群れを作ることもあります。聴覚や視覚は鋭いため、外敵が迫ると、すぐに逃げます。ソマリノロバは走るのも速く、危険を感じると、長い距離を時速50kmで走ることができます。

生態

ソマリノロバは主に草を食べて生活しています。妊娠期間は1年ほどあります。ソマリノロバは1回につき1頭産むことができます。1年程の間は授乳期間があり、性成熟は2年。寿命は野生下だと20年ほどです。飼育下だと40年以上生きることも可能です。

絶滅危惧種

ソマリノロバは生息地では食用とされたり、薬用になることから狩猟の標的になることが多いです。近年では生息地で内戦も起こっており、爆薬や銃弾を受けて死ぬことも多くなっています。古代の時代にはアフリカの壁画などにも描かれてたロバであることから、かなり長い間生きているロバですが、生存の危機にあります。現在ソマリノロバは絶滅危惧種に指定されています。さらに1983年にワシントン条約附属書Iにも掲載されています。

飼育

ソマリノロバはワシントン条約附属書に掲載されていることから、飼育はかなり難しいです。動物園で鑑賞するか、アフリカまで行ってみてください。

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