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日本絶滅危惧種動物 : ニュウナイスズメ

Animal

ニュウナイスズメは日本の平野部から山地の明るい林、原野、農耕地、河川敷に生息する雀です。日本のほかにはロシア、インド、アフガニスタンなどアジア各地に広く生息しています。全長約14cmぐらいでスズメとよく見間違えられてしまいます。スズメ科の野鳥で時期によっては群を形成したり、同じ場所で見られることも多い野鳥です。

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生息地

ニュウナイスズメ(入内雀、学名:Passer rutilans、英名:Russet sparrow)は、スズメ科スズメ属に分類される鳥類の1種。現在アジア圏、ヨーロッパのロシア近辺の森林を中心に幅広く生息している雀です。日本は主に本州中部以北の環境に生息しています。

生活

夏は山林に生息し、冬は畑によく集まります。大きい樹木のあるところを好む傾向にあります。樹上の樹冠部や地上で採食、昆虫などを盛んに食べます。基本的にはイネ科などの雑草の種子食です。イネ科の未熟な種子などをくちばしでくわえて押しつぶし、胚乳を食べます。繁殖期は5~7月、一夫一妻で繁殖します。雌雄共同で枯れ草などの巣材を運び巣を建設します。雛は2週間ぐらいで孵化し、両親によって養われ、約16日ぐらいで巣立ちます。

スズメとの違い

ニュウナイスズメはスズメとよく間違えられます。ともにスズメ科の野鳥です。色の違いがあります。スズメが茶色なのに対し、ニュウナイスズメのオスは明るい赤茶色。顔にも違いがあり、スズメは頬に黒斑があるのに対し、ニュウナイスズメの頬に黒斑はありません。

減少するスズメ

多くの鳥が絶滅危惧種になるなか、スズメも減少しています。わずか数十年で9割も減ってしまったスズメ。森林伐採により生息地が確実に減っています。人による捕獲や害鳥として駆除される場合があるそうです。それによっても数を大きく減らしてしまっているのです。

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