絶滅危惧種動物 : マッコウクジラ

マッコウクジラは世界中に生息しているクジラで、メジャーなクジラです。とても大きな生き物で世界最大級の大きさを誇るクジラです。マッコウクジラ科マッコウクジラ属に分類されます。マッコウクジラはハクジラ類に入るのですが、ハクジラの中でも最大クラスの大きさです。実はマッコウクジラは絶滅危惧種に認定されています。人間による捕鯨によって数を減らしてしまっているといわれています。

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生息地

特定の場所はなく、北極から南極まで世界中に住んでいます。

特徴

マッコウクジラの最大の特徴は巨体です。まるで大きな大木のような体をしておりとてもがっちりした体形をしています。大きな頭部があり、全体の3割を占めるといわれています。オスは体長15〜18m，メスは11〜12.5m。体重は15tと、もちろん世界最大級の動物です。社会性を持った動物で、15〜20頭前後の群れを形成し、行動しています。子供の間は群れを形成していますが、成熟すると単独で狩りをしているクジラもいます。

生態

寿命は60－70年といわれています。また人間とは違って生涯における睡眠時間が5－7％程度といわれています。世界中の海に生息していますが、温暖な海域で暮らす傾向にあります。食べ物は水中にいるイカ類やタコ。大きな体を維持するためにはたくさん食べなければならず、1日1tの食事が必要と言われています。潜水能力に優れていてかなり深くまで潜ることができます。繁殖は1度に1頭生むことができます。

絶滅危惧種

マッコウクジラは、脂や、クジラから分泌される竜涎香が取れるために以前は乱獲されていました。食用ではなく人間の嗜好品のための乱獲されてしまったのです。しかし現在は捕鯨を禁止する流れが世界で起こっており、多くの国では捕鯨を禁止しています。マッコウクジラの個体数は近年増加傾向にあります。

飼育

世界トップレベルの体格で、人間が飼育するのは不可能に近いでしょう。むしろ人間がクジラのエサになってしまうかもしれません。人間の何倍もの体でとても大きいため、飼育することは現実的とは言えません。ニュージーランドなどではホエールウォッチングがとても有名です。世界中に盛んになっており、観光地でよくクジラ鑑賞をしている地域があります。そのような地域へ行って鑑賞するのが現実的と言えるでしょう。