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日本絶滅危惧種動物 : エゾシマリス

Animal

エゾシマリスは北海道全域で生息する絶滅危惧種です。本州以南にいるシマリスは、また別の種類になるため別種になります。主に森に住んでおり、昼間のみ活動します。夜は活動せずお休みしていますね。頭胴長が12-15㎝、体重が71-116gと小さいリスです。冬は冬眠をします。

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生息地

エゾシマリスは北海道全域と北方領土に分布しています。サハリンにも一部住んでいます。

特徴

エゾシマリスの体は茶色で5本の縞があり、縞の間は白くなっています。地上で生活していることも多いため巣も地面に作っていたりします。冬の間の半年はほぼずっと冬眠します。10月から冬眠を開始し、3月頃に目を覚まします。エゾシマリスは冬眠の間、10日に1回ほど目覚めては、巣に貯めていたエサを食べたり、排泄をしたりします。エネルギーの消費をなるべく少なくしていますが、消化吸収などの機能は最小限維持しているそうです。前足の指は4本しかありません。親指は突起状になっており、完全な指にはなっていません。またネコのように肉球があります。またエゾシマリスは鋭くとがった「鉤爪」をもっています。これは木に登るために引っ掛ける役割を持っています。

エゾリスとの違い

北海道にはエゾシマリスとエゾリスの2種類のリスが生息しています。エゾシマリスは背中に模様がある小型のリスです。エゾリスは模様 がなく耳が立っている大型のリスです。またエゾリスは冬眠をせず年中活動しています。エゾシマリスは冬眠をします。

生態

食事は木の葉、木の実、果実、種子などを好みます。小さな昆虫も食べることができます。クモ、カタツムリ、トンボなども食べれます。年に1回繁殖し、1回に3-7頭産みます。子リスは生後約28日で眼が開き、生後約35日後からは巣から外出し始めるようになります。寿命は野生下ではオスで最長5年、メスで6年。飼育下では最長9年の記録があります。 エゾシマリスの天敵はキタキツネ、シマヘビ、エゾヒグマです。

哺乳類レッドリスト

エゾシマリスは絶滅危惧種です。環境省の指定するレッドリストにはいっています。近年の人間によるたち開発の影響で生息できる森林が減ってしまいました。これにより絶滅の恐れがあります。

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