タンジェは、ジブラルタル海峡に面した港町で古代から栄えていました。古代フェニキア人が交易拠点を建設して以来、ヨーロッパとアフリカの要衝になってきた歴史があるため、非常に長い歴史を持っています。タンジェの町は、旧市街と新市街にわかれていて、ヨーロッパの街と変わらない近代的な風景が広がっており、多数の旅行客から人気の観光地です。
場所
タンジェはモロッコの北部に位置している町です。
歴史
タンジェはフェニキア人によって交易拠点として建設されました。ローマ時代の支配を経て、イスラム勢力がこの地を支配することになります。近代になると、一時イギリス領になりましたがその後はフランスの領土になりました。モロッコはフランスにより保護国化され、タンジェは国際管理地域になりました。しかし第二次世界大戦後、タンジェはモロッコ復帰しています。
気候
気候は地中海性気候に分類されています。年を通して気温は8℃~33℃を推移します。
言語
モロッコではアラビア語とベルベル語が公用語になっています。またフランスの領土でもあったことから、都市部や観光地ではフランス語ができる人も多くいます。
治安
タンジェの治安はそれほどいいわけではありません。特に注意なのはグラン・テアトロ・デ・セルヴァンテスがあるあたりです。物乞いや、不審者が良く通る場所なので、夜に一人で行く事、女性が一人で歩くことは、避けることを推奨します。
産業
タンジェはモロッコの主要都市の一つでもあることから経済発展しています。工業地域もあり、港湾都市でもあることから、多数の企業が拠点を置いています。主要産業としては軍需、金属、機械、織物産業などがとても発達しています。
人種
モロッコではアラブ人とベルベル人がほとんどです。残りはヨーロッパからの移民やユダヤ人です。
宗教
モロッコではイスラム教が国教とされています。少数ではありますが、キリスト教徒やユダヤ教徒がいます。
通貨
モロッコ・ディルハムが使用されています。
観光スポット1 : Medina
タンジェの旧市街地は、細い道がまるで迷路のように入り組んでいます。坂道や階段が続くので動きやすい服装で訪れたほうが良いです。旧市街の広場では大道芸人などの姿が見られ、活気があります。
観光スポット2 : American Legation
タンジェにあるアメリカの旧大使館。現在は博物館になっていてタンジェを描いた雰囲気のある絵画、タンジェの古地図など、貴重な資料が展示されています。
観光スポット3 : Hercules Cave
ヘラクレス洞窟は涼しく過ごすことのできる観光スポットとして有名です。洞窟内は特殊なライトで照らされていて、とても神秘的な世界が広がっており人気がある場所です。
観光スポット4 : Kasbah Museum
タンジェのカスバ博物館は宮殿を利用したもので、古代からの資料を展示しています。色々な時代の展示物が揃っているため、歴史が好きな人にはお勧めの場所です。
観光スポット5 : Cap Spartel
モロッコのタンジェ郊外にある公園です。岬はジブラルタル海峡の入り口になり、岬の尖端には灯台が建てられています。対岸にあるスペインを見ることができるため好評の場所。
観光スポット6 : Tangier Beach
モロッコのタンジェに位置するビーチ。ビーチからはジブラルタル海峡を見渡せます。海岸沿いには公園があり、ビーチ沿いにはクラブやバーが並んでいます。
宿泊施設
タンジェは宿泊施設が充実しています。最寄りにはイブン・バットゥータ国際空港があります。宿泊施設は下記リンクから予約可能です。他の言語にも対応しています。
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