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オーストラリア絶滅危惧種動物 : ビクトリアコアラ

Animal

ビクトリアコアラはビクトリア州に分布する亜種のコアラです。コアラはコアラ科コアラ属で現生する唯一の種で、オーストラリアにのみ生息しています。ビクトリアコアラは最も大きく体毛も長いコアラとして知られています。コアラは全部で3種類いますが、すべてのコアラが絶滅危惧種の動物です。近年のオーストラリアでは土地開発や火災などもあり、コアラの生息数は年々減少している実態があります。

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場所

ビクトリアコアラはビクトリア州に分布する亜種のコアラです。

歴史

ビクトリアコアラは他の2種と比べると、大柄で体毛が長いことが最大の特徴です。体長は60-80cm、体重は4-9kgです。ビクトリアコアラはオーストラリアのビクトリア州にのみ生息しています。毛が濃褐色で普段は単独行動をしています。コアラは水を飲まない生き物です。アボリジニ語でコアラとは「水を飲まない動物」を意味しています。コアラはお腹に袋のある動物で、有袋類です。ビクトリアコアラは標高600m位までの森林地帯や疎林などに生息し、ユーカリ属の木が多い林を好んで生息しています。コアラは恒温動物であり36℃以上を保つために木にしがみついて生活します。また、天敵はディンゴ、イヌ、キツネなどの肉食動物です。

生態

コアラは装飾性の動物でユーカリを食べて生活します。その他にもアカシアの葉を食べることもあります。コアラの繁殖形態は胎生です。コアラは普段は単独生活をしているのですが、繁殖時期になると、メスとオスが一緒に生活するようになります。繁殖期は9月~2月で1回につき1頭産むことができます。妊娠期間は34 – 36日で育児嚢で約6 – 7か月間育てられます。オスは2、3年で成熟、メスは生後2年で性成熟します。メスは12‐15歳まで繁殖が可能です。寿命は野生下でメスで18年程度、オスはそれよりも短命です。

絶滅危惧種

ビクトリアコアラは他のコアラ同様絶滅危惧種の動物です。ビクトリアコアラは毛皮を狙った狩猟が主な脅威で、近代になり、ヨーロッパ人が入植してからは狩猟の標的にされています。さらに土地開発によって生息地の分断も起こり、コアラの生息地が徐々に減ってきています。ビクトリア州では現在フィリップ島やフレンチ島などで保護活動が行われています。ビクトリア州では野生動物全般を扱う法を制定し、動物の取引を制限しました。

飼育

ビクトリアコアラは取引制限があり、さらには生息数が減ってきていることから、一般人が飼育することはかなり難しいです。動物園で鑑賞するか、オーストラリアまで行ってみてください。

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