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絶滅危惧種動物 : カオジロオタテガモ

Animal

カオジロオタテガモはヨーロッパから中東、中央アジアに生息する絶滅危惧種。体長43~48cmのカモ科オタテガモ属の鳥で、オスでは白い顔に水色の嘴との対比が鮮やかで、よく尾を立てることからこの名前が命名されたものと思われます。カオジロオタテガモは水鳥の一種で、大きな青いくちばし、ぴんと立った黒い尾羽などから、他の種類のカモと比べて容易に識別できます。 カオジロオタテガモは 現在世界各地にある生息地の50%以上を失ったことから生存が脅かされています。

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生息地

カオジロオタテガモの生息地域はロシア、カザフスタン、ウズベキスタン、モンゴル、アルメニア、アフガニスタン、トルコ、ハンガリー、スペイン南部、アルジェリア、チュニジアの各国の湿地や湖、芦原のみとされています。

特徴

青いクチバシと白い頭が特徴のカモ。カオジロオタテガモは汽水域を初めとする沼地、淡水湖や塩水湖、海岸地域、アシの映えている湿地に生息しています。甲殻類や軟体動物、おたまじゃくしのほか、小型の水生生物をエサとするため、水際に巣を作ることが多くなっています。オスは頭部の羽衣が白く、頭頂に黒い斑紋が入っています。全身の羽衣は黒褐色で、腹部中央の羽衣は灰白色。頬の羽衣は白く暗褐色の筋模様が入っています。

生態

水生植物が繁茂する淡水湖や塩湖などに生息しており、植物を中心に昆虫や甲殻類などを食べます。繁殖形態は卵生。オスは頭部と尾を垂直に立てながら泳ぎ、メスと交尾します。4-7月に4-9個の卵を産みます。

絶滅危惧種

人間による生息地の破壊、水質汚染、漁業による混獲、狩猟により生息数はどんどん減ってしまっています。IUCN・国際自然保護連合が定める、絶滅危惧種の生物リストに掲載されています。カオジロオタテガモは乱獲に加えて、世界各地にある生息地の50%以上を失ったことから生存が脅かされています。昔は20万羽いると言われていましたが現在ではおよそ15000羽に減少しているということです。

保護活動

イランではカオジロオタテガモの保護計画が始まっています。アフリカ-ユーラシア渡り性水鳥保全協定でも、保護措置を必要とする野鳥に指定されており、イラン憲法でもこの野鳥は保護措置の対象とされています。スペインでも1970年代にカオジロオタテガモの保護計画が始まりました。22羽程度しかいなかったのですが、1988年までに個体数は400羽を超え、現在ではスペインの13の州で2,500羽まで急増しました。しかし密猟が絶えず、根本的に政府が介入しないと本格的な復活とは言えない状況のようです。

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